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オススメ映画を紹介するよ! 凛とした清原果耶に刮目する映画編

例によってネトフリやアマプラ見ていたら、清原果耶さんの映画が続きました。清涼感に溢れた女優さんですよね。演技力も素晴らしいし。最近見た作品、まとめてみます。

線は、僕を描く

「ちはやふる」の監督が、新たに水墨画をテーマに若者たちの苦悩と踏み出す一歩を描いた青春ストーリー。個人的に「ちはやふる」は田園風景のカットで涙したことがあるくらい好きな映画です。本作では清原果耶(以下敬称略)は三浦友和演じる水墨画の大家の孫で新進気鋭の水墨画家役。祖父に認められず迷いながらも、凛とした表情で絵に打ち込む姿が美しいです。因みに主役の横浜流星も繊細な演技で画面を引き締めていますが、何より江口洋介が格好いい映画です。

望み

「トリック」で知られる堤幸彦監督は作品によって賛否があるのかな、と思います。斬新な映像や編集で目をひきつけたかと思えばふざけすぎたり。個人的には「明日の記憶」のように、真面目な作風の時には手堅く素晴らしいものとなっているような気がします。本作もすごく丁寧に作られ、見応えのある作品になっています。

長男の行方がわからなくなったある家族。どうやら事件に巻き込まれたようですが、加害者なのか被害者なのかわからない。家族の「望み」は、加害者でも生きて帰ってくることか、それとも誰にも責められない被害者となることか。そんな究極の状態に追い込まれた家族の中で、清原果耶はクールに見える妹役です。重すぎる展開ですが、考えさせられる深みのある作品です。

まともじゃないのは君も一緒

コミュニケーション能力ゼロの予備校講師に、知ったかぶりて恋愛経験ゼロの女子高生が、思いつきの恋愛アドバイスをすることから始まるラブストーリー。2人の終始噛み合わない会話が見どころで、今回紹介した中では一番(唯一?)コメディタッチで喋りまくる清原果耶を見ることができます。ほのぼのと見られる作品です。

夏への扉

若き天才科学者が罠に嵌められコールドスリープさせられてしまう。全てを失った主人公は人間型ロボットの力を借り、過去に戻り、大切なものを取り戻そうとする!なんてストーリーを書くと馬鹿っぽくなってしまうし、あまり日本の映画でSF映画を作って成功し試しがないような気がするのですが、手を広げすぎずに成功した感じです。ネタバレですがタイムマシンも出てきます(タイムマシンがないと過去に戻れないですからね)。設定を受け入れられれば楽しく見られるのではないでしょうか。

清原果耶は主人公の血の繋がってない妹分的な存在として登場します。勿論キーパーソンとして。主役は山崎賢人。原田泰造が凄くいい人役で登場します。ネコも出ます。

護られなかった者たちへ

刑事役に阿部寛、容疑者役に佐藤健と、磐石の2人を主役に配し、東日本大震災や生活保護者の困窮という重いテーマを背景とした社会派のサスペンス。清原果耶は保健福祉センターの職員として、やっぱりキーパーソンとなる人物を演じています。今のところの清原さんは、主役でなくとも物語の大切な部分を担う役柄で起用されることが多いみたいですね。信頼のできる演技と凛々しい眼差しが生きているようです。作品自体は、社会派なテーマであるわけですが、そこで起こる殺人は見方によってはかなり残虐です。

デイアンドナイト

「デイアンドナイト」は、まさに昼と夜。表と裏。正義と悪。主人公の父親は、不正を告発しようとして逆に責められ、自殺をする。父親が手伝っていたという児童養護施設の所長に誘われ、仕事を手伝い始めますが、所長にも裏の顔があり・・・というストーリー。善悪は明確に区切れるものではなく、ひとりの人にもそれが同居し、どちらが正しいかは決められるものではない。そんな世界で苦しむ人々の物語です。

清原果耶は主人公と心を通わす、児童養護施設で育つ最年長の女子高生役。またしても重要なキーパーソンです。そしてなんと、役名の大野奈々としてエンディングテーマを歌っています。こちらも素晴らしいですよ。

終わりに

年齢的にはこれからの世代で、当然主役も増えてくると思います。演技力は文句なく、今後も涼しく鋭い眼差しの清原果耶さんを見守っていきたいです。

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