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リワーク?

私が鬱で長期休職をしていた頃、会社でリワークプログラムというものを用意して頂いた。

体験した方も多いかもしれませんが、最初は1か月ほど会社近くの図書館などへ9:00~17:30まで滞在して体力の回復と朝夜逆転してしまった生活などを直していくというもの。

やってみた感想としては、とにかく退屈。死ぬほど暇。なんとかこなしましたがきつかったとしか言いようがなかった。

復職してしばらくして、再び会社に行けなくなりました。今度は精神科に付属しているリワークプログラムなるところへ通うことになりました。ここにきている人は総じて鬱の方々で、様々なプログラムを通じて社会復帰を目指す、というもの。これは施設によって様々ですがスーツを着て会社同様の時間を過ごし、仮の会社生活を身に着けるところもありますし、ゆるゆるで体操や卓球、クッキングなどをして社会復帰を目指すというところもありました。そこには何年もその施設で過ごしている方もいらっしゃるところもありました。

結局のところ、私はリワークプログラムは途中で挫折しました。感想としては一般的な社会人養成所みたいな感じで、子供じゃねーんだからこんなことやってられるか!というのが本音でしたね。鬱の人が集まってるだけあって雰囲気もどよーんとしていているだけで気持ち悪くなってしまいました。

それでもなんだかんだで復職したのですが、会社で発作が起きて病院送り。5日くらい入院しましたが医師は来週から仕事OKということで会社に戻ることになる予定でしたが、ここでコロナの緊急事態宣言が発令。

なんと復職日と重なり、私は会社に行って人事部長と面談したところ会社も大変な事態になっている、もう面倒見切れません的な話でものの10分の面談でクビになりました。

確かに何度もチャンスを与えてもらっていたので会社に対し文句は言えませんが、これが引き金になって更にドツボにはまって行き、今に至る訳です。

もとから集団生活に適性のないことは自負していましたが、私としては無給でいいから会社のメンバーの手伝いをしながら復職したかったのが本音です。

どのみちリモートワークが推進されて自宅でも仕事ができるように世の中が変化しているので、今後は多種多様な働き方、社会とのかかわり方が企業にも個人にも課せられると思います。選ばれるのではなく、選んで行くのです。

なにも定時に満員列車に乗って往復2時間かけて会社に行く必要もないわけです。でも、日本ではやはり定時に出社してサービス残業することが美徳とされる現実は早々変わらないでしょう。一方で、皆さん買い物は必ずお店で買いますか?ほとんどの人がネット通販を利用していると思います。

コロナ騒動で、世界は大きく変化しざるを得ない状況にあり、これは明治維新以来の大きな世の中の変化だと思います。いままでのものさしは通じない、逆に言えばよい方向に変化させる大チャンスなのかもしれません。

精神疾患の人や、自殺行為に及んでしまう人が増えています。もう今までの価値観では日本は限界であり、戦後の豊かさはもろくも崩れ去りました。

新しい価値観とはなにか?同調圧力に屈しては終わりです。


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