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“これぞ、宇宙兄弟”

宇宙兄弟をご存知ですか?

小山宙哉さんの長編漫画作品で、モーニングで2008年から連載している作品なんですが・・・これがすごくイイんです。

簡単に言えば、宇宙飛行士になった弟と宇宙飛行士になれなかった兄の話で。
兄ムッタは、色々あって宇宙飛行士になるために動き出すんです。
それで、ことあるごとに散りばめられてる名言見たいのが多くて・・・

例えば、兄と弟が小さい時にJAXAで宇宙飛行士の野口さんの講演を聴いていた時、
‘どうして宇宙に行くのか?“という質問の答えを野口さんが話されていたんですね。
その「3次元アリの話」です。

“アリの中には、1次元アリ、2次元アリ、3次元アリがいる。
1次元アリは一直線の決まった道の上をルールに従って、ただまっすぐ歩く。
突然その上に道を塞ぐ大きない“石“が出現。
1次元アリは先へ進めない。
無理かなと思っていると、そこへ決まった道なんか気にしないという2次元アリがやってきて、石を迂回して進むようになる。
それをみた1次元アリもつづけていくようなる。
しかし、今度は迂回できなくらい大きな壁が立ちはだかる。
危ないなと思っていると、今度はその壁を登り始める3次元アリが出てきた。
それで壁の先へ進むことができた。

そのほかにも名言がたくさん。
「本気の失敗には価値がある」「俺の敵はだいたい俺です。」とか・・・
読んでいくと、いいタイミングで名言と出会えるんです。

そして主人公の「南波六太」はこれまでの主人公とは少し違っていて・・・
最初の方は天性のものはあるけど、そこ「自信」が欠けている。といった感じなんですね。弟がどんどん夢に近づくのを、同じ夢をもっていたはず、しかも兄なのに・・・みたいな。
だからその「自信」を、出会いや出来事によって、その自分がもっていた大切な何かと共に気づくようになってくる。

そういう作品は、結構珍しかったと思います。

だから単純に、「3つ目の選択肢」を探す感覚でこのマンガに触れてみようと思って見ていることもあります。「ちょっと、頭をほぐさせてもらおう」って。

心を落ち着かせるのに、重要なマンガだと思います。
大好き!宇宙兄弟!!

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