リコリス・ピザ!!
ポール・トーマス・アンダーソンの待望の新作、「リコリス・ピザ」をU-NEXTでレンタルで観ました。
私自身注目だったのが、今洋楽でかなり頭角を表してきた女性バンドHAIMのドラムス、アラナ・ハイムが出演していることです!
音楽関係者が映画出演と言うと、昔でいえばルーリードとかボウイとか、他にも多くのミュージシャンが前例で出ています。
ですが人によっては、いまいち演技ちょっと・・・いただけない。みたいな人もいたりします。
今回、アラナは一体どうだったでしょうか・・・。
(ネタバレ含むかもです・・・)
実際観ると、最初の感想ではめちゃくちゃ良かったです!!演技で言うと、そんなの初めての映画出演とは思えないほどに!!サイコーでした。
相手役のクーパー・ホフマン(父親はあのフィリップ・シーモア・ホフマン)も多分初出演ですごくナチュラルに芝居できちゃうんです。
なんか羨ましすぎて、「なんで海外の人はこんなに器用なのか・・・」と落ち込んじゃいました。
しかもHAIMからはアラナだけかと思ったら、おねいちゃんのエスティ・ハイム、ダニエル・ハイムも出ている!!そして本当のお父さんお母さんも出ている!家族出演で、家族設定でほとんどそのまま出ているなんて!!とそりゃあリラックスして演技できるかぁなんて笑っちゃいました。
HAIMはポール・トーマス・アンダーソンにMVを撮ってもらったりしていますから、すごく気の知れた仲なのは、メイキングを見ていても伝わります。いい関係なんですね。
この映画の要所要所に、ポール・トーマス・アンダーソンの光と影の撮り方の妙が垣間見えて、すごく嬉しかったです。うっとりするくらいの情景に思えて、やっぱり大好きな監督です。
あと、まぁよく走らせるんですね役者を。。
レールで横移動カメラとか、車を横付けでとか、それがなかなか最高なんです。
他にも豪華な出演者がたくさん出ていて驚いたんですが、ジャームッシュの映画でもお馴染みミュージシャン、トム・ウェイツ。そしてショーン・ペン。ブラッドリー・クーパーとそれとディカプリオの父、ジョージディカプリオ。デスパレートの妻たちの殺された隣人の妹役だったハリエット・サンソム・ハリス。スピルバーグの二人のジャックニコルソンの息子やベンスティラーも出ていたとは・・・全て見つけられなかったのは私だけではないはずです。。全然わからなかった・・・。
もっともっとポール・トーマス・アンダーソンの映画をたくさん見たいですね。
しかし最近は長尺の映画がなかなか見れなくなってきているので辛い事情があって・・・