見出し画像

村人と移住者

おはこんにちばんは。渡辺です!
(渡辺って誰やと思った人は、こちらの記事まで回れ右してください。)

「村人と移住者」
なんだか気になるタイトルですよね。

私自身、奈良に移住してから、奥大和地域に関わる仕事をして早4年。
色んな地域に足を運んだものの、そこで営まれる「暮らし」に、がっつり足をつっこんで仕事をしたことは無かったんですよ。
(地域の職人さん・作家さんと商品販売系のお仕事をしていました。)

しかし曽爾村のSONI SUMMITに来てからは一転。
村内に事務所を構え、村人の皆さんと関わりながら仕事をしていくなかで、しっかりと、地域に足をつっこませていただきながら仕事をしています。

そこで渡辺は気が付いたんですよ。

───村人と移住希望者の意識のギャップ、えぐない??

良い意味でも、悪い意味でもなく、
「ギャップ」があると感じたのです。

どんなギャップかというと、
「田舎暮らし」に対するイメージと本質のギャップ。

  • 豊かな自然のなかでのんびりと暮らせる

  • 都会の喧騒から離れ、一人で静かに暮らせる

  • おしゃれな古民家カフェとか開業したい 
    と移住希望者は夢と希望を抱き移住を目指してきます。

しかし現実は…

  • 気候や虫など、時には厳しい「自然」と共存する必要がある

  • 人口が少ない村だからこそ、皆で関わって助け合って生きていく

  • お店を開業してもお客さんが少ないから経営も大変(何足かワラジを履かないと食っていけないかも)

などなど「リアル」な田舎暮らしがそこには存在します。

その「田舎暮らしの本質」を捉えているか否かは、
これから移住をする人にとって、とても大切なことだと思うんです。

村民さんも、移住者に対してウェルカムな姿勢を持っていることは大前提として、しかしどこか、夢と希望を抱きすぎた移住者に対して不安・不満を持っているのも事実。

長年その地で暮らしている先輩村人さんたちの気持ちを考えると、そういった不安・不満を持ってしまう気持ちも分かるんですよね。

だって、「思ってた田舎生活と違う」「近所付き合いがしんどい」「集落の集まりとかぶっちゃけ面倒くさい」とかなんて言われたら、自分たちが長年その地で当たり前のように紡いできた暮らしを否定されているような気持になりますもん。

でも、移住者たちも悪気はないんですよね。
ただ「リアルな田舎暮らし」を知らなかっただけ。
本質を捉えずに来てしまっただけだと思うんです。

………。
そのイメージと本質のギャップを埋めてあげられるのって、誰?

って考えたとき、やっぱり役場やSONI SUMMITのような組織が率先して動いていかないといけないと思いました。

全国あまたの「移住定住」に関するPR記事や動画を見ていて、「みんな自分の地域の良いとこ売りしすぎ~」思うんですよね。
かつて奥大和地域のPRの仕事をしていた私もそうしていました。

けど、受け入れる側の組織がそんなんだから、
実際に移住してくる人と、そこに住んでいる地域の人の間に、ギャップが生じてしまいやすいんだと思います。

こりゃ責任重大やで。SONI SUMMIT。

ということで、
移住希望者に「田舎暮らしのリアル」を覗いてもらえるようなイベントを企画してみました。

その名も、オンライン移住座談会【村人、連れてきました】
リアルな田舎生活について語ってくれる「村人」を連れてきます。
オンラインの画面上に。

この前、記念すべき第一回をやったんですけど、
これ毎月1回やります。

毎月違うテーマで、異なる村人を連れて。

回を追うごとに、「田舎暮らしのリアル」について理解を深めていけるような、そんなイベントにしていけたらなぁと思っています。

「田舎暮らしってこんなんやでぇ?!覚悟して来ぃやあ?!」
なんて、脅すつもりは全くありません。
あくまで、「田舎暮らしについて知って、あなたに合っているか否か考えてみて」と、参加者に問いかけるつもりでイベントをやっていきます。

色んなスタイルの「田舎暮らし」があるけれど、
それでも私は移住したいんだ!!!!!!

という方には、全力でサポートします。


よろぴこ!!

最後に告知させてください。6月と7月の参加者受付中だよん。
☞ https://form.run/@sonisummit-web01


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?