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自律神経と声②

こんにちは!高槻・草津ボイストレーナーの安田結衣です。
今回も自律神経と声についての続きを書こうと思います。

前回の記事では副交感神経にはリラックスの機能以外の働きもあり、凍りつきと呼ばれる失神や徐脈(脈が遅くなる不整脈)を起こす機能もあることを書きました。

この機能は逃げたくても逃げられない状態や、過度なストレスを感じた際に自分の体を守る手段として作動するものなので、素晴らしい機能であると言えます。しかし、そのような経験をした方の体はより恐怖を感じやすくなってしまうため、治療環境や方法には最新の注意を払う必要があるそうです。

著書の中で様々な治療環境に対する配慮や治療法が推奨されていたのですが、その中でも私が感動したのが、歌を歌うことや朗読をすることを推奨していたことです。
発声には顔・喉・呼吸の筋肉を使うのですが、そのことが副交感神経の暴走を鎮め、リラックスの機能を促進し、人とのコミュニケーションがより積極的になる効果があるとのことです。
ボイストレーニングをすることで心と体の両方に良い影響があるということが生理学的にも言及されたのはとても嬉しかったです。

拙い文章でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。
まだまだ分かっていない事も多いので、8月の頭に自律神経についてのウェビナーを受講してきます。
また先日は解剖学の先生である山本先生とも勉強会を行い、発声に困難を抱える方の指導法について議論を深めました。
これからも様々な分野の方と考えを深めていければ嬉しいです。

山本先生との勉強会にて


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