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10年周期でくる転機

私のいろんな持続年数は10年らしい。今思えば、いろんなことが10年毎に変わっている。
恋愛に限らず、出会ってから完全に関係が切れるor環境を変えるまでが大体10年。最初の5年ほどは全然苦にはならないんだが、6年以降は「ん?おかしいな」というのを抱えながら関係を続ける。そのおかしいなを解消しない私も悪いんだが。
6年目になると、離れようかそのまま居続けるかの脳内会議が定期的に行われる。これはどの関係に対しても変わらない。

んで、本題だ。


この度、内定を頂き、
転職活動を終えることができました

何社か面談・面接を行い、最終的にはとあるIT企業に決めた。

あえて面接ではなく面談という言葉を使っていたのだろうと思うがその雰囲気と、面談時に自分に嘘をつかなくていい、無理に着飾らなくていいところにとても惹かれた。
変に偽って、入社後もそれを貫くのは今の私には無理だ。

そして、私は思ったよりもいろんな人と関わり合いたいという気持ちが強いようだった。いろんな人と関わって、知見を自分の中に蓄えたいというような。勉強と言うより、人から実体験や考えを感じたいのだと思う。
それらを実行するには最適な職場だと判断した。
単純に収入も想像したよりも増える(元々が少なすぎた)。やったー。

でも、内定はゴールじゃなくて、重要なのは入社したあとの自分の動き方。初の業界なのでもちろん基礎は勉強し直し。
そこのところは、先方との面談でも「誰でもみんな初めてだし、みんな脅してくるだろうけど案外大丈夫だよw」とのことなので、最低限の勉強をして臨められればいいなと思っている。

とりあえずITパスポートの本を買って読んでいる。あれ…もうちょっと早めに知識として知っておきたかったんだが?????

余談だが、私の経歴は結構特殊で面接時に説明するのもだるいくらいなのだが、ぱっと見、履歴書を見る限りは統一感のない人間らしい。だから「落ちるはずなのになんで最終までいるの?」って思っちゃったと言われたり、「自分運がいいと思いますか?」と言われたりと、なかなか印象に残る企業だったなあと思った。

そこまで変わってないと私も苦しいと思うし、楽しいと思えないだろうなと思って、決めたのもある。なんか普通の会社と違うからおもしろそうって、ただそれだけ。

転職活動をしようと思った理由などなど

現職は年度末で辞める予定なのだが、10年ほど勤めた。
アルバイトで入社して、お互いに利害が一致したので、ぽんぽんと正社員にまで雇用変更していった。一般事務から内勤営業まで、さまざまな経験をさせてもらったのは感謝している。
私が大勢を前に堂々と話せるようになったのも、変な根回しがうまくなったのも現職のおかげなので。

だが、給与は契約社員になってから今に至るまであがることなく、正当な評価がされることもなく、生活はまあまあ苦しいまま。気軽に遊びに行こうなんてできない。

更に昼休憩がまともに取れない、残業が当たり前(且つ残業しないと人並みの手取りにはならない)、なぜか知らないがいろんな仕事が流れ着いてきてさばいてもさばいても溢れていく業務、自分の裁量でどうにもできない業務量………おかしくね?と。
ましてや毎週締め切りがある仕事なので、毎週毎週ピリピリしながら仕事をするのに心が折れてしまった。
あと、途中からできた会社のなんちゃってビジョンについていけなくなった。ビジョンって変なクトゥルフ的なモンスターを原稿の端っこに書いたほどだ。共感が…一切できない………。共感性が高い私が、共感できないだと………となった。
(よく10年もそんな仕事やってたな…って今では思う)

――…これ、ずっとやり続けるの、(私が)楽しくないんじゃね?と。

今思えば、事務はできなくはないけど、あまり向いていなかったのだと思う。どちらかと言うと自分でリードを取るほうが、自由にやらせてもらうほうが大変動きやすいし、私にストレスがない。

元々給与の水準が低い会社なので、転職シヨウカナーみたいな話題は出がちな会社なのだが、あまり転職は匂わせずにしれっと10月頃から転職活動を開始した。

転職活動中の準備や面接・面談

数年前に作った職務経歴書、履歴書が残っていたので、自分の業務を棚卸しをし、ぽちぽちと書いていった。
棚卸しは本当に細かいところからびっしりとスプレットシートに書いた。こんなん書く?みたいなのとか。例をあげるなら「ハラスメント系の告げ口」とか。
そしたら、なんで自分が「ハラスメント系の告げ口」をしてたんだろう、やろうと思ったんだろう…から、何を大事にして仕事をしていたのかが見えてくる。

それらを元に、カジュアル面談だしと気になる会社をぽちぽちと気になるボタンを押す。すると、なんぼか返ってくるので、日程調整をして話す。なんか雰囲気と違うな…と思ったら、選考は辞退するの繰り返し。

面談や面接をして情報収集して、自分がどう思ったかをレビューし、方向性を定期的に定める。これはやりたいと思う、これはおもしろそうだ、この人たちと働きたいだろうか…など。
私は具体的に「◎◎がやりたい」というものはなく、「こういう風に働きたい」、「こういう人たちと働きたい」が強かった。だからこそ、カジュアル面談で話を聞きながらはだいぶ転職活動を進めやすかったなあと思っている。

あと、このご時世なので家にいながら転職活動ができる。オンラインの恩恵を思いっきり受けられたなあと思った。コロナ前だったら会社に出向いて…ってなるからね。

合計6社ほどは話を聞いたと思う。今回はそのうちの1社に決めたわけだ。

謎のこだわり

絶対に某社の求人サイトは使わない。これ一択。中身やメール通知の仕組みはわかっているし、なんかあまり個人的に信用できないので。

だから、そのサイト以外で登録して、ひたすらカジュアル面談をやりまくった。

意識していたこと

会社は自分が社会と関わる一つのドアだと思う。開けば、その会社を通じていろんな人や企業、ものと関わることになる。

特に意識していたのは「自分が社会(世界)とどう関わりたいか」だった。いろいろあって悩んだこともあったが、最終的な判断基準はこれ。

なんかもやっとしていたところは、自分が求めている世界観ではなかったのだと思う。そして、現職でも私が求める社会との関わり方はできない。
私は仕事でも渡り鳥でありたかったんだなあと、この転職を通じて思った。普段から約束や束縛が嫌いだって話をしているけれど、これが仕事観にも出てくるとは思わなかった。びっくりしたなあ。


改めまして、身体やメンタルを壊しかけたり、こいつ大丈夫か…と思われた時期もあったかと思いますが、おかげさまで転職活動を一段落させることができました。

応援してくださった皆様、見守ってくれた皆様、本当にありがとうございました!!
今度はITわからねえ!!って言ってるかと思いますが、引き続きどうぞよしなに。
ひとまずは現職の引き継ぎをがんばります。

May the wind be ever at your back

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