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新卒就活における学歴ロンダリング

みんなおはよう。ピッコロ🐉だ。

さて学歴ロンダリングって知ってるか??

簡単に言うと出身大学より上のレベルの他大の大学院に進学し、最終学歴を上書きすることだ。

ピッコロは
MARCH関関同立(学部)→東京一工(修士)

と2-3ランクも学歴を上書きした経緯がある。

そんな学歴ロンダ当事者のピッコロが学歴ロンダと就活の関係性について書いてみようと思う。また、この話を書くにあたって、自分だけでなく、同じく学歴ロンダして就活を成功させた友人A君の体験談もガッツリ載せていく。

ちなみに彼(A君)は
日東駒専産近甲龍(学部)→地方国公立(修士)
で、第一志望の食品メーカー研究開発職に内定をもらい終活していた。

それでは行こう。

学歴はどっちで見られるの??学部?修士?


結論から言うと大体の企業では、最終学歴の修士の学校名で判断される。俺なら東京一工枠、A君なら地方国公立枠として見られていたわけだ。

これは面接官やインターンでついたリクルーターから直接もしくは間接的に複数回聞いたので間違いないと思う。

学歴ロンダリングって有利なん?

有利な点は2つあると思ってる。

1つ目は学歴フィルターに引っかからなくなること

とりあえず最終学歴で判断するところがほとんどなのでフィルターに引っかかりにくなるのは明確だろう。

また、書類選考云々は自分が学部の頃就活していなかったので完全に比較することはできないが、学部の頃の友人と少し話すとやはり俺の方が通過率は高く感じた。

大手人事をやってる人からも対面で「とりあえず高学歴なら多少ES雑でも通す傾向にある」と言うことを聞いたので、多くの企業でそのようなことが起こってそうだ(憶測の域を過ぎないが)。

企業側も選考を進める際に「なんでこんな奴通したんだ?」と言われても言い訳できる材料が欲しいわけだ。その一つの言い訳材料として学歴があるってことだ。

だからといって油断してはならない。あくまで学歴は判断材料の一部にしかすぎず、ESや面接で内容が詰めきれてない場合は普通に落とされるからだ。

2点目は学歴ロンダリングを通じてあなたの人柄や強みをアピールできる点で有利と捉えることもできる。エピソードが増えるからな。その活かし方は次の章で書こうと思う。

学歴ロンダしたからこそ聞かれる質問•アピールできるポイント

質問としてはやはり特有のものがある。それは

なぜ現在の研究室を選んだのか(外部進学したのか)

これだ。A君やその他外部組はよく聞かれたと口を揃えていっていた。実はピッコロ自身は今まで一度も聞かれたことがなかったのだが、「現在の研究に興味を持った経緯•理由」みたいな形で間接的に聞かれたことはよくあった。

この質問に対して解答すべきポイントとしては

✅興味がある•やりたい研究ができるから
✅よりハイレベルな環境に飛び込みたかったから

この2つで十分だろう。研究内容に惹かれたと言う部分をメインに添えつつ、サブとしてハイレベルの話を入れると良いだろう。

まず一つ目だが、ここを語る時は是非とも

学部の研究内容から院の研究内容に変えた経緯•理由をストーリー性を重視して語って欲しい。

ex)学部では○○の研究をしていたが、その最中▲▲の方がより重要だと感じ、興味が沸いたので■■の研究をしている他大進学を決心した。

ex)学部では○○の研究をしていたが、研究以外の▲▲の経験の中で◼️◼️により興味を持ち、それが研究できる他大進学を決心した

俺もA君もストーリー性を意識してしっかり語ることによって、面接官から好反応を得ていた。

続いて2つ目だ。ここでアピールできるポイントとしては「周りに流されずに例え孤独になろうとも自分の興味関心のために行動し、挑戦することができる」という点だ。

そもそも早慶未満らへんの大学群になってくるとそもそも院進率がそもそも低かったり、ましてや外部に行く人なんてごく僅かだ。そのため、エピソードとして「周りには院進する人がそもそもいなかったり、いても内部進学がほとんどで外部に挑戦する人はごく稀だった。しかしそれでも私は、、」のように語ることができるわけだ。ガクチカとしてこれが使えるかは微妙ではあるが、自己PRや自身を表すエピソードとしては十分使えると思っている。

学歴ロンダした人が取るべき就活戦略

基本、就活はどの属性であってもやることは変わらない。ESの内容を詰める、webテの勉強、面接対策、GD•ケース対策etc…。それはロンダ勢も例外ではない。

ただ、戦略として伝えたいポイントがいくつかあるので記す。それは、、、


✅ライバルの得意不得意を意識して戦略を練ることが重要である


学歴ロンダしたということは基本高学歴として扱われると同義だ。全てではないがどうやら多くの企業が「大学ランク毎に採用人数を決めており」、その都合上ライバルは同じ大学ランク群となる」という現象が頻発しているらしい。

そのため、MARCHvs早慶、東京一工というわけではなくMARCHはMARCH関関同立同士、東京一工は東京一工同士で戦うわけだ。そのため、ライバルを出し抜くために何をアピールするかを考えることが重要ということになる。

私のこれまでの経験(模擬面接や様々な人にあった、またOB訪問等での相手の反応)からみると、面接や人と会話するフェーズにおいて

高学歴層はロジックが上手で志望理由等もわかりやすく話すことができるが、冷静すぎて人間味がなくロボットと会話しているような印象を受ける

という特徴がある。面接官はこのようなタイプの高学歴学生をたくさん見てきたのだ。

ちなみにMARCH関関同立くらいになってくると熱意の伝え方やパッションは感じられるが、ロジックなどが少し弱いと言った印象だ。

あくまで傾向ではあるが、概ねこの認識で正しいだろう。学歴ロンダで高学歴の仲間入りしたあなたが彼らに面接等で勝つには何が必要か。それは、、、

✅ロジックと伝え方の質を保ちつつ、話し方を工夫して熱意やパッションをしっかり示すことだ。

面接官が「この子高学歴だから優秀なんだろうだけど、ほんとにうちに来たいのかな?」と予想している中、しっかりと自分の言葉で想いをわかりやすく語り、熱意をもって話したらどうだろうか。きっと「この子優秀なだけじゃなく、人間味があってしかもちゃんとうちに来てくれそうじゃん!」と思わすことができるわけだ。

面接ではないが実際に某メーカーのOB訪問をした際に、「ピッコロさんは○○大の方だったからすごい身構えてたんですけど、すごい明るくて話しやすくて、、、」と社員から言われたことがあった。OB訪問ではあったが、しっかりと御社に行きたいという旨も伝えたしその上でいろいろ質問させてもらった。このようなセリフが出るということはやはり高学歴のステレオタイプというものがあり、私がそれをぶち壊すような存在だったからこそだろう。

ちなみにパッションだけでなくロジックや話のわかりやすさも重要だ。パッションだけあってもロジックがぐちゃぐちゃであったり、ストーリー性がなくて伝わらない場合は「え、こいつ典型的なコミュ障高学歴だ、、」とか「なんか全然アホじゃね?」という印象を与えかねない。

幸い面接で求められるロジックや伝え方等の能力面は例え東京一工とはいえ、そこまで高くない。ESの内容を詰める際や、面接練習を繰り返していけば全然追いつけるレベルではある。

※ロジックがかなり重要視され、勉強就活臭があるコンサル就活等一部を除く

そのため、そこはしっかり担保しつつあとは熱意、パッションを伝えることで他の高学歴層たちと差別化しよう。

まあこれはロンダ勢に限らず高学歴層は意識して欲しいポイントではある。私が2-3ランクも上のロンダリングをしたにも関わらず、ライバルを出し抜いて未だ本選考無敗なのはここもかなり大きかっただろう。

学歴ロンダしたはいいものの研究内容と全然関係ない業界•職種を志望する予定。この場合どうすれば?

実は、ピッコロは業界も職種も全く関係ない大手メーカーから複数内定をいただいた。そのため、俺の体験談ベースではあるがこの辺は語れると思う。

俺が意識していた点としては結論、研究よりもやりたいことが見つかったという観点で話すことだ。

そのために必要なのは強力な原体験及び弊社を志望するまでのストーリーだ。

その原体験が一番自分の身体に電撃が走り、やりたいことだと認識した。こんな感じで語るんだ。あくまで研究は研究っていうイメージだな。

ちなみに時系列は大学院後じゃなくていいと思ってる。ピッコロ自身も原体験は大4直前にできたものだ。

そこを突っ込まれた場合は、「就活をするにあたり専攻は一旦置いて、視野を広げ、自分が今まで1番心動かされた瞬間を思い出してみてたところ、大○時の▲▲経験であった。その経験から◆◆を成し遂げたいと思うようになり、全ての業界•職種を検討したっ結果、◼️◼️業界が最適だと感じ、志望するにあたった」とでも言っておけば良い。

実際にこれは本選考中に使ったフレーズだったが、面接官からも「自分の専門が○○だからこれ、という安易な決め方ではなく、しっかり視野を広げて全てを検討した上での決断だから説得力がある」と面接中に言われた(しっかりその面接は通過)。

研究と親和性なくはないけど、少し違った業界•職種を志望してる場合

この場合も考え方は基本的に同じだが、入れて欲しいポイントは「研究を通じて○○と感じ、▲▲に興味を持った」という観点を入れるのがおすすめだ。このようにすればより一貫性およびストーリー性がでて説得力のある志望動機が描きやすい。

ちなみに全く関係ない業界•職種を志望してる人もこの観点入れても全然ないと思う。しかし、俺の場合は研究を通じて変わったということが全くなかったし、このようなケースも割とある気がしたのでこの書き方をした。

最強の学歴ロンダリンクは東大ではなく○○大?

結論、海外大学院への進学が最強だと考えている。

ピッコロ自身あまり序列とかそーゆー話が好きではないのだが、これは間違いないと思ってる。

まず海外大学院に行くには国内大学院進学と比べて、準備に膨大な時間がかかるだけでなく様々な経験が積める。

まず準備としては

英語試験のスコア取得(TOEFL or IELTS)
推薦状3つ(1教授1つ)
志望動機
各種手続き

この英語試験はTOEICなどのような2技能ではなく、スピーキングとライティングを含めた4技能であり、比較的レベルの低い大学院でもTOEFL 80 IELTS 6.5を求めてくる。レベル感としては英検準一と一級の間くらいだ。そして有名大になるとTOEFL 100 IELTS 7.0を普通に求めてくる。つまり海外大学院進学したというだけで、ある程度の英語力を持ってると評価されるのだ(TOEIC 900なんか足元にも及ばない)。

そして何よりいろんな経験が積めるということだ。基本的に海外大学院は研究というより学部のような授業主体で進んでいくが、授業は全て英語で宿題も膨大な量出て、さらに異国の地で1-2年積まなければならない。そんな過酷な環境があなたを迎えるのだ。

逆にそこを乗り越えることができるならば、最強のアピールポイントとなるわけだ。

•英語力
•異文化コミュニケーション経験

という留学ならではのアピールポイントに加え

•異国の地で苦難を乗り越えられるストレス耐性
•ほとんどの人がやらない海外院進を決意し、実行した行動力

なども十二分にアピールできる。

大変なこともたくさんあるだろうが、留学に興味がある、捨てきれないといった諸君は是非とも検討してみて欲しい。ついつい語りすぎてしまったのでこの辺にしておこう。

とまあこんな感じで本noteの内容を締めくくりたいと思う。

余談

余談だがせっかくなのでピッコロがロンダした経緯でも述べておこうか。

自分で言うのもなんだが、学歴コンプレックスはそこまでない。出身大学は今でも大好きだし、なんならアイデンティティは出身大学寄りだ(たぶん普段から俺と関わってくれてる人ならわかると思う)。

外部院進した1番の理由は単純に研究の興味関心。その大学のその研究室でしかできない研究があったからだ。後はまあもちろん、上の世界を見たかったというのもある。実際にこれはヒシヒシと感じるし、本当に外部院進してよかったなと思う点だ。

あと意外と内部生もそこまで区別してこない。高学歴になると割と外部から来る割合も増えるから当たり前なんだろう。学歴厨じゃない限り普通に仲良くしてくれてるため、そこまで疎外感は感じない。あとはやはりストレートとロンダ勢を比べた時は流石に前者の方が学歴的には評価されるからそこも安心材料だと推測する。

ちなみに俺の第一志望は今の大学ではなく、海外大だった。そのためにここまでの解像度があるわけw

色々あって断念したが、今でも良く海外院進した世界線の自分を想像することがある。うん、ちょっと後悔してるかもしれないな。

このノートを読んでくれたロンダ勢の同期がこんなコメントを残してくれたので貼っておく↓

とまあ多くの人にはあまり参考にならないとは思うが少しの人にでも役に立てていたら嬉しい。この内容について要望があったら追記もガンガンするので是非その際はDMでもリプでもしてくれ。

ほな。

ピッコロ🐉

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