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「ソムリエ」の仕事


今回は「ソムリエ」という仕事について書いていこうと思います。
皆さん、「ソムリエ」と聞いて一番最初に何を思い浮かべますか?
今の日本には「〜ソムリエ」的なやつが溢れていますね。
僕が自己紹介の時に「仕事は飲食店でソムリエをしています」というと
「???」になる人が思いのほかいるんだなーと最近思っています。
なので、今回は「ソムリエ」の仕事について書いていきます。

「ソムリエ」の認知度が低すぎ問題

どうも。お晩でございます。
三度の飯より酒が好きなウージーです。

そんなわけで、今回のテーマは「ソムリエの仕事」です。
これは僕自身の実体験なんですが、まだまだ「ソムリエ」が認知されていないんだなと感じた出来事です。

「ソムリエ」という単語を知っていても
ソムリエ=ワインとならないのがまた悔しい。
知名度がまだまだだし、何をしているのかも知られていないし。
今では「専門家」的な意味で、いろんな分野で使われてますよね。
野菜ソムリエだったり、温泉ソムリエだったり
必死な思いで、勉強して取得した資格なので、多くの人に認知してもらえていないのは悔しいよね。

なぜ、認知されていないのか


まず、問題として上がるのが、「〜ソムリエ」が多すぎるということ。
あまりにもいろんなところで使われ過ぎていて、本当の「ソムリエ」がどこからきたのかわからなくなってますよね。
「ソムリエ」という単語だけが一人歩きしているような感じ。

「ソムリエ」の絶対的な数が少ないというのも原因の一つかなと思います。
日本ソムリエ協会認定のソムリエがどのぐらいいるのかを調べたところ
2020年1月1日現在で、約33,000人でした。
他のお酒で知名度があるものだと「唎酒師」が思い浮かぶと思いますが
こちらは約40,000人ほど。
思ったよりも差がなかったですね。笑

やっぱり身近に「ソムリエ」がいないとなかなか認知してもらうのは難しいですよね。

最後にもう一つ原因を挙げるとすれば
「スーパースターがいない」
ということでしょうか。
やっぱり、スーパースターって大事ですよね。
今のホスト界のスーパースターといったらローランドですが、
そのぐらいのレベルの人。

一昔前までは、ソムリエ世界一に輝いた
田崎さんがスーパースターでしたが、
今では、そういった人がいないのが現状ですね。

実際にソムリエってどんなことをしているか

じゃあ、実際にソムリエってどんなことを普段やっているのかというところをご紹介していきたいと思います。

お店の規模だったり、そのソムリエの人がどういった立場なのかにもよるところはありますが、実際に僕がやっていることを見ていきます。

営業前
・日報
・レジ金集計
・銀行振り込み
・売り上げデータの打ち込み
・予約の確認、整理
・ワイン仕入れ、管理
・備品の発注、管理
・まかない準備
・店内掃除
・SNS管理
・電話対応

営業中
・料理説明
・ワインも含めたドリンク説明
・料理を運ぶ
・ワインを含むドリンクの提供
・お会計
・グラス洗い
・食器洗い
・電話対応

ずらっと箇条書きにしてしまいましたが、こんな感じでしょうか。
「ソムリエ」ってなんか格好いいけど、仕事内容は地味なものがほとんど。

「ソムリエ」はワインの専門家

ソムリエとして一番楽しい瞬間は、お客様のワイン選びを手助けして、最終的に選んだワインがお客様の好みにピッタリで、「美味しい!」と言ってもらえた時ですね。
明日はあの人の予約が入ってるから、ちょっとあのワインを仕入れておこう、みたいなことを考えている時間も楽しいですね。

ソムリエはワインの専門家だけど、他のお酒等に関しての知識も必要になってきます。
お客様が普段からどんなお酒を飲んだり、どんなものを食べているかを知ることによってワインの好みを探る、一つの方法になります。
ワインはいつもこういった味わいが好きで、いつも同じような味わいのものを注文している方がいたとして、
会話の中で好きな食べ物だったり、ワイン以外に飲んでいるお酒などを聞いて、
ワインはこの味わいが好きっていってるけど、実はこういった味わいのワインも好きなんじゃないか
と考えることもできるようになります。
ただ、お客様の好みに合わせたワインを提案するだけではなく、
お客様のワインの世界を広げるのもまたソムリエの仕事です。


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