昔から冬の夜から明け方にかけての空気が好きで、幾度となくモチーフにすることが多かった。冬の夜は空気が澄んでいて、自分が感じているつめたさが、ずっと遠いところまで続いているような気がする。星が出ていてもいいし、雪が降るあいだの、どこまでも自分しかいないんじゃないかと思うようなしずけさの夜も良くて、限りなく朝に近い世界線の、しろい光が群青の端をゆっくり染めていくのも。 最近めっきり寒くなってきたのに、そういえば今年は冬の夜の気配を感じていないなとふと思った。会社を辞め、夜遅
とっても久しぶりに舞台を観に行くことにしました。 10/6から開催の根本宗子さんの『Cape jasmine』、すでに幕が開いている『ナイツ・テイル』の二作。じつはコロナ禍になる前から体調を崩しておりまして、その影響もありなくなくあきらめた舞台もいくつかあって、実際劇場に足を運ぶのは二年半ぶり…(なんということ…)まだまだ社会はぜんぜん落ち着きがない状況ではありますが、いまからとっても楽しみです。 そんなこともありまして、今日は社会人になってから観に行くようになった
まず出来事があり、それに感情が沸いて、最後にことばがようやくからだに追いついてくる。わたしの中にあるのはそのようなことなのに、ことばを先に選ぼうとしてしまうのはどうしてなのだろう。ことばよりもっと感じなければいけないことがあるような気がするのに、いつでも何か言いたげな気配ばかりが支配している。 わたしという人間はいつもそうなのだ。 何か言おうとするとき、これで正しいのかと思う。 何か言ってしまったあとに、これで正しかったのかと思う。 何か言おうと