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【エッセイ】ラブ・チョップ - Love Chop

そもそもイラつくのである。

わかってる。怒りは感情の壁。本当の気持ちはその奥に隠されている。

「なんでわかってくれないの!」

である。

「だから、言わなきゃ分からんって言っておろうが…」

ボクのことを深くまで知っている人はそう言うだろう。

わかってるさ。わかっているけどもーーーだ。

もうちょっと具体的に話そう。

ついさっきの事である。
16:50くらいの事だ。
生命保険屋さんが来た。ボクと約束してたからだ。
それも10分前行動しやがった。
いや、逆にさすが。
客商売はこうならなきゃいかん。
ここまでは良い。

問題は、母だ。

「保険屋さんきたよーーーーーー」と大声で叫びやがった。

こちとら在宅ワークであり、あと10分席から離れるわけにはいかんのだ。あげく終わったら、ボタンをポチッと押し、終業時刻を記録せねばならん。あげくそれを、今度は別のところに記入して登録せねばならんのだ。さらに…まぁそれは良い。

とにかくボクは忙しい。

にも関わらずーーーーだ。

「きたよーーーーーー」ではない!

忙しいのだ!

で、どうしたかって?

もちろんシカトしてやったさww

「いつものことだね」

ボクのことを深くまで知っている人はそう言うだろう。

いやいや、そうじゃ、そうじゃなーーい。

歌いたくもなる。

もう何十年経ったと思ってるんだ。ボクが生まれてから。

何百回言ってもダメなのだ。いや何万回言っただろう。

もしやこれは、家庭内イジメであろうか?
または、虐待・・・

いや、そうではない。わかってる。わかってるさ。

愛だろ。愛。

にしては、ちょっと痛い。
パンチ程ではないし、キック程でもない。

まぁ、チョップくらいか・・・

愛のチョップ。Love chop。

かな?

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