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vol.2 相馬れいこの"幸せ思考" -子育ての日常-

こんにちは、相馬れいこです。


相馬れいこの"幸せ思考"の中でも今回は、子育ての日常について経験談からお話しできたらと思います。


長男はポルトガルで妊娠し、ドイツで乳児期を過ごし、幼児期〜小学生は神戸のインターナショナルスクールに通い、小学5年生からイギリスの男子校(ボーディングスクール)に通う14歳です。長女・次女・三女は神戸で妊娠・出産し、長女はフィギュアスケーターで、長女も1歳から神戸のインターナショナルスクールに通い、小学5年生からイギリスの女子校(ボーディングスクール)に通う12歳。現在次女は5歳、三女は2歳半で、神戸のインターナショナルスクールに通っています。

4度の子育てがとにかく私にとって愛しい時間です。もちろん日常はとってもバタバタしています。夫が海外単身赴任となってからは、ワンオペ育児はとにかく大変。4人目ともなれば、孫のようにゆとりを持って育てていけるであろうと思ってはいますが、それは心の余裕であり、体力的には20代で育てた長男長女の時とは違って、40代になった今、とにかく30分間抱っこをする体力すら無くなっている自分にがっかりすることも。

その差も、子どもの育ちには差が出てきていることもわかっていますが、頑張ってピラティスに通うも、体力は若さには勝てません。笑 

その分、心の余裕で今はなんとかやりくりしています。最近私自身の成長として、子どものアクションを"待つ"ことができるようになったことで、子どもの成長を我が子であっても客観的に観察できるようになってきました。(我が子が一番難しいですよね。)

長男長女の時の失敗談(子育ての失敗ではないことお伝えしておきます。子育てを失敗したなど、絶対に子どもに伝わってはなりませんし、子育てに失敗なんてないと思っています。そう、これを読まれているあなたも同じです。)からお話ししていきます。失敗というか反省ですね、私の行動の反省点は振り返れば山のように出てきます。

私自身、4人兄弟の二番目の長女で、兄1人と弟2人、両親と祖父母との8人世帯で育ちました。そして犬2匹に猫1匹。笑
とにかく毎日が賑やかで、私は二番目でしたので、上とも下ともたくさん取っ組み合いの喧嘩をして男の子のように活発に育ちました。その一面、母も共働きでしたので、学校から帰ると自宅では祖父母にレシピを教えてもらい、おやつ作りをしたり、編み物をしたりと、放課後は自宅で自由に好きなことをして過ごしていた記憶があります。

私の子育ては、男の子育てからスタートでしたので、私にとってはラッキーでした。やはり男の子に囲まれて活発に育ったこともあり、男の子がどのような生き物なのかはよく分かっていましたし、何を考えているのか無理に理解しようとすることもせず、誕生と同時に、息子を一人の人として接することができたのは、私の生い立ちの環境にあると思っています。

息子は絵に描いたような男の子気質です。社交的で自由奔放、リーダー気質、負けず嫌い、理論立てて物事を整理する気質など、THE男の子なタイプでした。アニメのクレヨンしんちゃんの実写版かな?と思うエピソードもたくさんありますし、とにかくポジティブで、優しくて、わかりやすい子です。仮面ライダーもウルトラマンもアベンジャーズも好きでしたが、乱暴者ではありませんでした。家庭環境として、私たち夫婦があまり大きな声で喧嘩をしたり、躾の一環で手を上げる、なんてことが環境として無かったからかもしれません。もちろんこっそり夫婦喧嘩はしていましたが、子どもの前で喧嘩らしい喧嘩を見せたことは1度だけ。それ以来ありません。これもまた追ってお話ししたいと思っています。

息子の次に誕生した長女は真逆でTHE女の子のタイプでした。明るくて、面白くて、おとなしい。オシャレが好きで、ダンスや歌を好む、典型的な女の子。可愛くて仕方なく、とにかく甘やかして育てていました。大人が怒らなければならないようなことは一切しないので、もしかしたらある程度大きくなるまで叱ったことがなかったかもしれません。長女もまた、お友達にも乱暴者ではありませんでしたが、特定の子と特に仲良くなる女の子気質ではありました。

幼い頃、長男は週7日しかないのに10ほど習い事をしていました。つまり、幼稚園の後に習い事を2つする曜日もあったということです。今考えると、私は何を考えていたのでしょう。ゾッとするほど、習い事の沼にハマってしまっていたことがありました。長女はもっとゾッとしますが、3歳から始めたフィギュアスケートに親子揃ってのめり込み、5歳の幼児が朝練のために4時起き、夜は23時まで練習などの毎日。幼稚園も小学校も早退して授業を欠席してまでレッスンレッスンとスケート三昧の日々を過ごしていました。私も相当必死でしたし、今考えると、一喜一憂しすぎて鬼のような顔になっていた時期もあったと思います。これらは
親として本当に反省していることのほんの一部。

息子には、こんなことを言われたことがあります。
「ママ、スクール(当時3歳)で頑張ってるんだからさ、家ではのんびりさせてよ。」

長女にこんなことを言われたことがあります。
「ママは、私のことを信じてないの?」(スケートで進路をアドバイスした際・当時8歳)

私は、二人のこの言葉を一生忘れないと思います。
人生最大の反省点です。

確かに、長男長女のバイタリティや知的能力も高く、エネルギッシュでしたので、ハードスケジュールも何なりとこなしてしまう子供ではありました。所謂、詰め込み教育が向いている気質ではありましたが、それにしても、今で言う"毒親”だったと思います。ピアノの発表会やスケートの試合の前になると急に母としてのやる気スイッチが入ったり、スケジュールにゆとりがない故に、手料理をする時間がなく外食も増えました。何より整えるべき子どもの生活リズムは完全に狂っていたと思います。

そんな中でも、子どもたちのことを”あなたはできない、あなたはダメな子よ”などといった声かけは一度もなかったと記憶しているのと、とにかく褒めて伸ばすことは意識していたかと思います。ですが、今考えれば、褒めればいいわけではないことや、誉めることで親の理想像に近づけようとしていたのかもしれません。もっともっと!という過剰な応援は、"あなたのことをまだまだ認めていません"という、さりげない拒絶となるメッセージになりかねないことに、未熟な私は気がついていなかったのです。

本当に反省反省の子育てをしていました。

振り返ると長男長女には申し訳ないことをしたと思うことばかりで、彼らが今立派に自立してくれていることは、親として彼らに、本当に感謝しなくてはならないことだと思っています。本当にいつも努力をして、社会に適応していて、素晴らしい子たちだと誇りに思っています。

そんな私ですが、子どもたちの環境に対してはポリシーのような、考えがありました。それは、一生懸命環境を探し、プロに託したらお任せすること。これは、今までお世話になった全ての先生方に対して、一貫して貫いていたことです。親として未熟なあまり、そこだけは貫いておりました。そのおかげかはわかりませんが、子どもたちは先生方にいつも恵まれていました。愛され、一生懸命に育ててくださっていました。学習塾の先生方もです。人に好かれることは、人生において幸せになる最大の近道だと感じています。そして、親である私たちではなく、環境に居てくださる素晴らしい大人達にたくさん育てていただいているおかげで、すくすくと育ってくれているのです。

そして現在、次女三女の子育ては、たくさんの経験と、私自身の知識と経験が増えたことで、幸い、今までの様な毒親ではない状態にはなりました。私自身、今でも日々子どもたちに成長させられていますし、子どもたちのおかげで、ほんの少し、親らしくなれた気がします。私の最大の武器は、出来事を素直に受け入れる力と、学ぶ力。それだけですが、意識していることでもありますし、学びたい、という意欲は、好きでやっています。夢中になって学ぶことは、私にとってとても心地のいいことなのです。

さて、もうすぐ次女のピアノやバレエの発表会、そして長男長女は学年末の成績表が返ってきます。完璧主義はもうやめて、親として、全ての今に感謝することができれば、いつでも"幸せ思考"でいられます。私自身、失敗から手に入れた"幸せ思考"で、日々とても幸せです!子どもたちも、こんな母を受け入れてくれて、ママ大好き!といつも言ってくれます。

今日も、子どもたちに感謝して。

2024.7.3







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