見出し画像

30秒の壁に挑戦しませんか?~読んだ英文すべてを覚えてしまうための第1歩~ (第10回)

もし、英語の期末試験で試験範囲の英文すべてを覚えていたら、かなり高得点が期待できますね。

もし、英語のプレゼンでスピーチ原稿すべてを覚えていたら、自信が持てますね。

もし、大学受験や資格試験の問題集の問題英文をすべて覚えたら、1回問題を解いただけの場合より、ずっと力になりますね。

好きな作家の好きな文章を英語のまま覚えられたら、いつでも口ずさみたくなりますね。

もし、上のことに興味があったら、30秒の壁に挑戦しませんか?

これは、10個以上のフレーズから成る日本語訳を、30秒以内で反訳(日本語訳⇒英語原文)する訓練です。

これを実践すると、自分の暗記力の高さに自信をつけるか、フレーズ反訳のすごさを実感するかもしれません。

では、30秒の壁の挑戦法をご紹介します。

➀ スラッシュ英文を読んで、自分なりに全訳してください。少してこずる方は、単語や日本語訳欄を参照してください。

② フレーズ反訳集の日本語訳欄のフレーズを見て、英語原文を言えるかどうか確認しましょう。自分なりにOKが出せたら、英語原文の欄を隠して、つっかえたり、間違ったりせずに、最後まで言えるかチェックします。そして、仕上げとして、時間を測って挑戦しましょう。時間が30秒未満であれば、合格です。

それでは、以下のExerciseに挑戦してください。

スラッシュ英文
英語原文
"(1) Producers produce / what they're passionate about. (2)There's nothing safe / about what we do. (3)This is a business / that favors the bold. (4)I believe / we're about to see a renaissance / of theatre / over the next five years.” (Ken Davenport)

単語
passionate = 夢中になって
favor = ~に味方する
renaissance = 復興

日本語訳
「(1)プロデューサーは、自分達が(彼らが)が夢中になっているものをプロデュースする。(2)私たちがすることには安全というものはない。(3)これは大胆なものに味方するビジネスなのだ。(4)私は、私たちが今後5年間にわたって劇場の復興を見ることになると信じている。」 

フレーズ反訳集  
日本語訳                                                    反訳(英語原文)
1
プロデューサーはプロデュースする        Producers produce
彼らが夢中になっているものを。           what they're passionate about.

2

安全というものはない                             There's nothing safe
私たちがすることには。                         about what we do.

3

これはビジネスなのだ                             This is a business
大胆なものに味方する。                         that favors the bold.

4

私は、信じている                                    I believe
私たちが復興を見ることになると          we're about to see a renaissance
劇場の                                                      of theatre
今後5年間にわたって。                           over the next five years.


いかがでしたか?コツは、黙読の時も、黙って反訳する時も、心の中で発音はしないことです。目で見て、英語の文字が浮かぶようにすると、時間がかなり短縮されます。
もし、この30秒未満で反訳できるようになっても、1回きりでは身につきません。5日連続で(10連続でも)チェックしましょう。30秒の復習なら、時間はかかりません。覚えるべきフレーズがどんどん増えても、復習は可能です。

フレーズ反訳集は、形が完成したら終わりではなく、始まりなのです。30秒未満で反訳できるようにし、何日も継続反復学習をします。そうすると、暗記というより、その英文を認知しているように、すぐ英文が口に出てきます(もちろん、日本語訳欄を見ながらですが)。

上の<Exercise>は、新・英語学習法―「スラッシュ英文」×「フレーズ反訳集」の具体例を関心をお持ちの方に示すと同時に、「ソマリ英語通信塾」の会員の皆様への副教材の提供の意味もあります。ただ、「ソマリ英語通信塾」の教材としては、洋書ペーパーバックが多いのですが、ここでは主に、英字新聞の記事の中で、引用された発言を中心に取り上げていきます。

「ソマリ英語通信塾」は、スラッシュをどこに入れるかのルールを30にまとめ、演習問題を通して、自分でもスラッシュを入れられるようにすること、「フレーズ反訳集」を作成して、読んだ英文すべてを覚えてしまうことを目的として設立しました。

「ソマリ英語通信塾」のコンセプトは、以下の3つです。
  ☑ スラッシュを入れて、英文構造を見えるようにする
  ☑ フレーズ反訳集で、日本語を見てすぐ反訳(元の英文に直す)できるようにする
  ☑ 時間管理と継続反復学習を徹底して、読んだ英文すべてを覚えるようにする

ご興味のある方は、https://somalienglish.hp.peraichi.comで検索し、ホームページをご覧ください。

ホームページが見つからなかった方は、noteの「クリエーターへのお問合せ」でご連絡ください。

    

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?