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組織の古い体質を、変えたい【情熱社長倶楽部】VOL.181

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【今週のご相談内容】

うちは創業から70年企業経つですが、
古くからある体質を変えていきたいと思っています。

30代後半~40代前半の、これからの会社を担ってくれる社員が
何かを提案しても、「昔からこのやり方だから」と
古参社員に一掃されてしまいます。

そのような、古参社員の意見は聞かなくてもいい
という声もありますが、

いずれは巻き込まなくてはいけない存在ですし、
勝手に話を進めて機嫌を損ねてしまっても困ります。

昔からのやり方や習慣を変えるには、どうしたらいいでしょう。

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【今週の回答】代表取締役 長友 威一郎

ご相談いただきありがとうございます。

今後の会社の中核を担う30代後半から40代前半の方々も、
今まで会社を支えてくれた古参社員様も、
どちらも大切にしていきたいが、

「これ以上関わっても変わらないのでは」
という少しの諦めもある・・・

そのような様々な感情に、
葛藤する日々を過ごされていると思います。

私がクライアント様にお伝えしていることは

【まずは、古参社員様に話を聴き、
 積み重ねてきた経験を言語化しましょう!】

ということです。

多くの古参社員様は、

・会社へのロイヤリティが高く、先代の時代から会社を支えている
・仕事に対するスキルや経験に、誇りと自信を持っている
・自らの考えや行動を、言語化することが苦手
・今の時代のやり方が分からないが故に、過去に固執してしまう

などの特徴をお持ちです。

古参社員様に限らず、どの世代の方々も
自らが培ってきたやり方や考え方を変えることは、
勇気がいりますよね。

だからこそまず、古参社員様が積み重ねてきたものは、
確実に今の会社の基盤になっていることに、
再度目を向けることが大切です。

そして、これまで培ってきた経験ややり方、
会社の歴史などを聴く時間を設け、

照れくさいかもしれませんが、
今まで会社を支えていただいたことへの
感謝を伝えてみてください

最初は抵抗される古参社員様も徐々に語りだし、
気が付けば、何時間もお話をしてくださると思います。

そして、このような時間を設ける場合には、
議事録を取り、大切なキーワードの色を変えたり、
アンダーラインを入れることをお勧めします。

その議事録を古参社員様にお渡しすれば、
いつでも仕事の誇りを思い返すことができますし、

古参社員様の部下の方に配布すれば、
言語化が苦手な古参社員様の考え方を理解することができます。

また、古参社員様の言葉の中には、
人を育成する上でのポイントがたくさん詰まっています。

会社として、その議事録を活用することで
育成マニュアルの骨子を作成することができ、

古参社員様の経験が基になったものだからこそ、
部下育成の観点も芽生えやすくなります。

このように、会社を支え続けてくださっている
古参社員様の“声”を活かすことは、
企業が成長するための大きなきっかけとなります。

少し勇気がいりますし、照れくささもあるかもしれませんが、
是非一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

きっと、経営者様にとっても、今まで知らなかった
会社の歴史や強みを知る機会になると思いますし、
「会社をより良くする」ための協力体制が生まれると思いますよ。

弊社では、そのような
会社を支えてくださった社員様を巻き込むための
ポイントをまとめた小冊子もございます。

是非、ご興味のある方はお読みくださいね。
https://a.k3r.jp/solution/27705D76132F91

最後までお読みいただきありがとうございました。

長友 威一郎


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