自社で理念浸透をやってみた【情熱社長倶楽部】VOL.21

平素より大変お世話になっております。ソリューションの長友です。

さて、8月末に福岡にて、クライアント様が管理している民泊施設にて宿泊し、半期合宿を実施させていただきました。

この合宿は、半期に一度、全社員が集まり、今期に掲げた目標の進捗確認や
各拠点での問題・課題を把握し、改善していくための取組みを決めていく場として実施しています。


今回の合宿には大きなコンテンツが2つありました。

1つ目は、上半期の戦略戦術面の振返りと、下半期に向けた取組み事項の議論。

こちらは今まで以上に、議論が深まり、各拠点ともスムーズに下半期の取り組みを決めることができました。

2つ目は、今回の半期合宿のポイントでもあった『理念浸透』でした。

弊社では、昨年の4月に理念をブラッシュアップ(変更)したのですが、今回の合宿では、普段クライアント様にご提供しているサービスを、自社の組織で実施しました。

ファシリテーション役も自社のスタッフで実施しました。

ファシリテーションは、第三者目線での客観的な観点のアンテナを高くしなければなりませんが、

どうしたらメンバーが議論ができるのか、とてもよく考え、会社の当事者でありながらもファシリテーターという役目に徹してくれたため、とても良い時間になりました。

とても良い時間になったというのは、

『議論が活発で、明確なモノが決定し、スッキリして良かった!』ということではありません。


どちらかというと、明確な言葉の定義は決めずに、お互いの考えや想いを伝え合い、お互いの価値観を受け容れる時間となりました。

今回、『理念浸透』(理念『誇りが明日をひらく』)のために実際にやったこととしては

1、入社時から今までのライフウェイク
  (振り返り、テンショングラフに書き起こす)
2、入社時から今までに一番誇りに思えたことは何か?
3.2が誇りに思えるのは誰の存在があったからなのか?
4、2が誇りに思えるのは過去どんな自分で在れていたからなのか?
5、我々として『誇り』とは何なのか?

1~4については個人でワークをした後に、
グループで共有をし、5については、全体で議論をしました。


これらのワークの中で、メンバーそれぞれのお互いの価値観や考え方を伝えようする姿やそれを受け容れようとする姿、はたまた、全く興味なく聴いているだけの姿等、現状の組織状態や各自の状態を感じる時間にもなりました。

『理念浸透』とは正解がありません。

言葉はあくまでも何かを指し示すものであるので、例えば、「ソリューションにとって誇りとは○○です」と、理念を言葉で定義したとしても、それが理念浸透になるか、と言えば、そうではありません。

まずは、言葉を決めるということではなく、自らの身体や感情で受け止めることや、受け止めたことを伝え合い、確かめ合う時間が理念浸透する上で、大切なことであると改めて感じ、理念浸透の難しさと深さを全員で感じることができた時間になりました。


もちろん、知識やスキルを学び、糧にすることは大切ですが、それだけではなく、自らの組織で自分たちがやっていることを経験することが何にも変えられない糧になると感じます。

クライアント様にお伝えできることは、知識やスキル的なこと以上に、自分たちが“経験したこと”こそが価値あるものになっていくと私は信じております。

そして、組織の中で1人ひとりの経験が積み重なることで、理念が、全社員が会社で働くうえで、最も大切にする価値観として、浸透していくことに
繋がっていくと、私自身も、自社の組織で理念浸透の時間を設けてみて、
改めて感じることができました。



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