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私の“厳しさ”は通用しない【情熱社長倶楽部】VOL.176

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【今週のご相談内容】

私は現在部長職で、典型的な悩みかもしれませんが、
若手社員に対する関わり方に悩んでいます。

随分昔の話ですが、自分自身はどちらかというと
厳しく叱られることが日常茶飯事の中で
若手時代を過ごしてきました。

今の若手に対して同じように指導をすれば
「パワハラ」など言われ簡単に、辞められてしまうと思います。

ある程度の厳しさは必要かと思いますが、
その線引きが分かりません。

何かアドバイスがあればいただきたく思います。

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【今週の回答】

こんにちは、ご質問いただきありがとうございます。
本日は、東京拠点責任者の濵川が回答いたします。

ご相談者様は、50代前後ぐらいのご年齢で
いらっしゃると想像しています。

おそらく、若手社員様時代には、栄養ドリンクのテレビCMの
「24時間戦えますか?」といったキャッチコピーが
話題になったタイミングかと思いますので、

ご質問にあるような戸惑いの背景には、
【働く】ことそのものの価値観や
労働環境や時代という大前提の違いがあってのことかと思います。

若手社員様への関わり方ということで、

知識や経験がまだ未熟だからこその
「知らない」「分からない」という発言に対して、

「何で分からないんだ!」「何で出来ないんだ!」
と罵倒してしまうような関わり方であれば、

当然、良い上司とは言えず、
それこそパワハラ上司と言われてしまうかと思います。

ここで大切なことは、厳しさの線引きというよりも、
ご相談社様の中で「関わる上での軸」を持つことだと思いました。

というのも、感情を持つ“人対人”の関わりにおいて、
絶対的な正解や線引きの基準というものは
存在しないと思っているからです。

自分自身の関わり方が“厳しいか厳しくないか”というよりも、

伝えた内容が、相手にとって
【意味】を感じるものであったかどうか、

また【自分のために伝えてくれている】と
受け取れるかどうかが大切なことかと思います。

私自身はシンプルですが

「約束したことを守らない」
「嘘をつく」
「間違いをごまかす」

といった、人としての信頼や信用にも関わることは、
厳しく伝えるというよりも、しっくりくる表現としては
「トコトン伝える」ようにしています。

若手社員様への教え方や関わり方の、
一般論的な正解を模索するよりも、

「ここだけはブレずに一貫して伝えたいことは何か?」

それをまずはご自身で整理してみてはいかがでしょうか。

“上司”という立場であれば、
物事や人に対する姿勢に一貫性があることが
周りからの信用に繋がりますし、逆もしかりかなと思います。

是非、考えてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

濱川 桃子


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