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正直、学校運営協議会ってどうやって成り立たせているの?

こんばんは、ソルティーです。

学校運営協議会、コミュニティ・スクール…いろいろ国も設置を頑張っていますが、地域からも「一体何を私達にしろって言うのか分からない」って言葉が聞こえてきます(今日あった方も言ってました)


じゃあ、正直、学校運営協議会ってどうやって成り立たせているの?ってことの本音を書かせていただこうかと思います。


学校が決めた協議回数だけでは絶対に決まらない

正直、学校に全部学校運営協議会を任せると『良くないことしか起こらない』と思っています。

というのも、学校というのは年間行事が決まっていて、隙間でしか入れられません。協議ばっかりに時間かけるわけにもいかない…という事情があり、そうすると大体のところでは年間4回。

3ヶ月に一回程度の開催になるかなーって思います。


でも、よく考えてみてください。

まったく会ったこともない、地域は学校の事情を知らないし、学校は地域の事情なんて知らない。

そんな状態から協議なんてできるはずがないのです。


だから、よく自分たちの現状や、課題から伝え合うのが最初…になったら良い方。

学校側に任せると、学校運営協議会の進め方が分からないので、基本的に学校の内部を見せて「どうでしたか?」っという何も決めることのない形だけの学校運営協議会が行われます(僕はこれを学校見学会と呼んでます)


まず、僕はこの勘違いを解くのに時間がかかりました。

年間4回の会議ではなかなか進まないので、「もっと顔つき合わせる機会を増やしましょう」って自主的に集まる機会を増やして、月1回は最低でも顔を合わせるということができるようになりました。

で、やっと先生たちから学校運営協議会の運営形態を地域に委譲することもできるようになってきた。

ここに至るまでに相当な時間がかかってしまいましたが、もっと早い内から早めに集まると声をかける、コミュニティを形成する…などコツはあったかなって思っています。


運営・会計について

みんなが気になるのって、活動ってボランティアなの?って気になりますよね。

もちろん、『ほぼ』ボランティアです。

ここでいう『ほぼ』という言葉は年間で1万円ほどもらえるからです。


でも、年間で1万円です。正直、多くの人が「やってられるか」って思う金額だと思います。

で、なんでこんなに予算が少ないのか?っていうと、どのくらいの予算が必要なのかどうかが、市の財政課の方も分からないというのが本音だと思います。

どれだけ大変な想いして、何回学校に行って、何をしているのか?ってことが分からないのであれば、予算のつけようがない。


実体は協議だけしているわけではなく、学校支援ボランティアもやったりするし、授業補助もするし、校内整備もするし、地域の相談にも乗るし…みたいに本当に何でも屋になりつつあります。


でも、ここで諦めずに活動を続けて、報告を残す。何をやってきたのか?という記録と実績を残していけば、市のほうでも予算を増やすという動きが出てきています。

つまりは、予算は自分たちでもぎ取る努力をしない限り予算は増えないということでもあります。


これはサラリーマン気質ではたぶん、理解するのが難しいと思いますが、フリーランスのように少しでも自分で経営をやったことがある人は分かる感覚だと思います。

価値は自分たちの手で作り、広げるしかないのです。待ってても予算は増えません。


それが難しいところでもあり、苦しいことでもあり、逆に言うと楽しいところでもあります。


明日は学校との人間関係について、さらに本音にかかわる部分についてお話をしようかと思います。

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