大人になれない

31にもなって未だに人任せにしてしまう。仕事も先輩の判断を、本当に正しいか検証することもなく実行する。理解判断する力が乏しい。
けど乏しいまま生きてこれてきてしまっている。
それは周りの人や環境に恵まれているからなのか、世の中が便利だからなのか。そういったモヤモヤを抱えつつも、酒の飲めない自分はお笑いのラジオを聴き問題を有耶無耶にする。
ラジオなどのコンテンツそれ自体には何も悪くない、むしろ明るい気分にさせてくれる良いものだが、自分の使い方がどこか現実逃避的な部分があるから本当に考えなくてはならないことが埋もれていくような気がする。
雑、な性格を治したい。もっと丁寧でありたい。
雑さは私の良さや本来ならできることまでできなくしてしまっている。
自分自身は眠気に襲われ眠りに就いたとしても、この世界は絶えず動き続けている。
真面目に考えるのは今日はここまで、としたところで世界が止まってくれるわけではない。
だからこそ、自分が携わっていることには善管注意義務が生じる。つまりは、自分が扱っているモノや人には大切に扱うよう注意する義務があるということだ。そう思える誠実さを大切にしたい。
自分の中の、面倒臭いとか眠いといった前向きではない感情がない混ぜになった不貞腐れた態度と今日も戦おう。繰り返すが、私には携わっている領域をしっかりと把握し丁寧に扱う注意義務があるのだ。
何があろうとそれを蔑ろにする理由にはならない。
きっとそれを毎日何食わぬ風を装いながら、内心必死に務めを果たしていくのが大人であるということだから。

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