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公務員試験(筆記)

1.私の立場と時代の流れ

私は市役所経験しかありませんが、政令市、中核市、一般市すべての受験経験があり、筆記は一応すべて合格しています。
ただし、人事経験はないので、あくまでこの記事では受験者のスペシャリストとしての意見を述べます。
また、3度公務員試験に合格しているので、時代の変遷も感じることがありました。
私が初めて公務員を受験した平成24年(2012年)は筆記試験が一般的で、もちろん法律の勉強もしていました。
一部、大阪府箕面市が論文やSPI形式の試験がありましたので、当時はこれが先進的でした。
最後に公務員試験を受けたのが令和3年(2021年)で、Webテストが一般的になっていました。
個人的には、一般教養(特に法律)についても、問うような試験があってもいいのかと思っています。業務で使いますから。
この記事では教養試験やWeb試験をまとめて筆記試験ということにします。

2.筆記試験の位置づけ

要は足切りであると理解しています。
人物重視になったとはいえ、筆記試験があるということはその試験で何割かは不合格となってしまいます。
ボーダーラインより上になるように時間を確保して勉強するしかありません。

3.劇的に点数を伸ばす方法

そんなものは存在しないと思っています。
残念ながら、学生時代からの積み重ねもここで響いてきます。
極端な話、大学受験の時に1,000時間勉強した人と全く勉強しなかった人では、
その1,000時間の差がある分からスタートと言っても過言ではありません。
ここは諦めて粛々と勉強しましょう。

4.自分のモノになる勉強方法

テストで点数をとるのが大前提ですが、その知識をどう活かすかを考えられると勉強が後々活きてきます。
時間は少しかかってしまいますが・・・・。

以下サイトの例題を見ていただくと分かりやすいのですが、
△は○のおおよそ何倍の問題を解くのに、概数(四捨五入)にして、割り算して、出来上がり!
という作業が待っています。その作業をクリアした結果、
「この問題が解けると、図表から量の比較が早くできるようになる!」と思えたら、勉強は意味のあるものになるのかと思います。


5.SPI3

最近流行の試験方法かと思います。
もし可能であれば、本命の他の試験を受験できる機会があると嬉しいですね。(受験実施側に費用がかかっているので、そうしてくださいとは言いづらい)
正答が増えると急激に難易度が上がるので、点数とれているなという実感がありました。
非言語分野で推論が出題されるとある程度の正答数を稼げているということを耳にします。

試験概要は以下のとおりです。
私はテストセンターのPCでしか受験したことがありません。
能力検査:約35分(言語・非言語)
性格検査:約30分
※英語(約20分)が追加であることもありません。

ご自身のレベルと好みに合った参考書を選んでいただけたらと思います。
ちなみに私は以下の「最終的に」参考書で勉強をしました。

【SPI3勉強時の注意点】
なぜ最終的にか。
参考書によっては解答解説が間違っているものがあるからです。
私は実際に出版社に対して、複数の間違いを指摘した後、問題集を返品したことがあります。
そのため、本文や解説の説明を丸暗記するのではなく、自分で解けるようになるまで演習が必要です。
※解説と解法が異なっていても問題ありません。
この辺りの詳しいお話をお聞きされたい場合は、問い合わせかTwitterからのDMをお待ちしております。

6.C-GAB

今までで受けた試験の中で一番時間に追われた試験です。
私の現職の筆記試験でもあります。対策には1か月ほど時間をかけました。

試験試験概要は以下の通りです。
C-GABは、テストセンターのPCで受験します。
・言語理解:15分(32問)
・計数理解:15分(29問)
・英語:10分(24問)
性格検査は、事前に自宅等で回答します。

ご覧いただいてわかるように、所要時間1問30秒を切ります。
単純な計算問題等はなく、図表理解や長文読解ばかりです。
以下の問題集などで、事前に形式になれることは必須かと思います。
ちなみに私はこの試験を2度と受験したくありません。それぐらいキツイのです。


7.勉強にあたって

ここまでお読みいただきありがとうございました。
公務員になってからも、日々勉強は必要になります。(これは企業に就職しても一緒です。)
自分で勉強できる人と働きたいのは、官民同じです。
興味があることからでいいので勉強すると、仕事の役に立つことがあります。
そして、勉強が必要になったときに見識を広げることができていると思います。

サポートしていただいたら、活動の幅を広げて、役に立つ情報発信を頑張ります。