「250日連続更新」を続ける私の方法【テーマを絞る】
noteへの投稿を始めてから255日が経過した。毎日欠かすことなく更新を続けている。
知人からは、「よく続くね」「ネタが尽きないのはなぜ?」といった声をかけられる。
私も我ながらよく続くなぁと自分に驚いている。子供の頃から一度夢中になると、飽きずに続けるタイプではあったが、なんでもかんでも続くものではない。
三日坊主で終わった経験もたくさんある。朝活や日記、断酒、運動などは、何度もやろうと思い立ったが、どれも長続きしなかった。
そこで、note更新はなぜ続けられるのか、自分なりに分析してみた。
①テーマを絞る
もともとnoteを始めたのは、温泉に関してアウトプットしたかったからだ。
これまで雑誌やテレビ、書籍などのメディアで情報発信する機会はあったが、SNSの類いは3016湯の旅の際にブログで旅の模様を綴ってからは、しばらく遠ざかっていた。
Twitterもinstagramも傍観していた。おそらく人に発信したいという思いよりも、自分が温泉を楽しめれば満足という気持ちが勝っていたのだろう。
そんな内向き志向の時代を経て、もっと温泉の魅力を知ってもらいたいという外向き志向に変わったのが昨年のこと。移動制限で温泉地が長らく苦境にあえいでいる事態に、何かできることはないかと思ったのも、きっかけのひとつである。
少々前置きが長くなったが、そういう経緯があって、温泉にテーマを絞って記事を執筆することに決めた。逆に言えば、温泉以外のことを発信する動機はなかったわけである。
実際、私の投稿は、ほぼ温泉に関連した投稿である。一部、札幌移住に関するテーマも書くが、私のなかでは移住は旅や温泉ワーケーションの延長線上にあるという位置づけである。
結果的に書くテーマが絞れたことは、毎日執筆を続ける上で大きなメリットになったと思っている。
「テーマが限定されると書くことがすぐに尽きそう」と心配になるかもしれない。だが、何を書いてもよいという状況は、実に困る。
学校の授業で先生から「作文を書いてみよう。テーマはなんでもいいよ」と言われたらどうだろう。テーマが自由であるのは書きやすいように感じるが、テーマを決めるところから自分でしないとならない。これは負担である。少なくとも子どもの頃の私は、大いに悩んだはずだ。
先生もそれがわかっているから、通常は作文を書かせる前にテーマを与える。「夏休みで一番楽しかったことを書いてみよう」「10年後の自分が何をしているか書いてみよう」という具合だ。テーマが絞られることで、思考は一気に動き出す。夏休みの思い出を振り返り、山に登ったことを書こうと道筋が見える。
テーマを絞ることは、表現の幅を狭めるように感じるかもしれない。「あなたは温泉をたくさん巡っているライターだから書けるんだ」と思う人もいるかもしれない。
たしかに、20年以上温泉と向き合ってきたので、温泉というテーマについて蓄積があるのは間違いない。しかし、無尽蔵にネタがあるわけではない。いつも書くネタが尽きるかもしれない、とびくびくしている。
それでも書き続けられるのは、温泉という一番好きで、関心のあるテーマを選んだからだ。もし「仕事」がテーマだったら、そんなに続かなかっただろう。
また、noteを書き続けることを前提とすると、よりそのテーマについて考えるようになる。ちょっとしたアイデアが浮かんだとき、たいていはすぐに忘れてしまうものだが、noteを続けていると、そのアイデアを膨らませて記事にしようと、脳が動き始める。ネタが続くのは、温泉というテーマがいつも頭の中にあるからだ。だから、温泉を軸にどんどん書きたいことが広がっていく。
「テーマを絞ろう」と言われたとき、あなたならどんなテーマを選ぶだろうか。おそらくそれは、関心があったり、好きだったり、得意だったりするテーマだろう。それなら、毎日更新は無理でも、そのテーマに対するアンテナが立っているかぎり、書きたいネタはなかなか尽きないのではないだろうか。
さて、一回で書き切るつもりだったが、最初から長くなってしまった。「連続投稿を続ける方法」は、何度かに分けてお伝えしたい。
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