「ソロ温泉」と「温泉ワーケーション」の二刀流で人生を愉しむ
noteでは、いくつかのテーマを軸に記事を投稿しているが、メインとなるのは次の2つだ。
①温泉ワーケーション
②ソロ温泉
この2つは、私が推奨する旅のスタイルであると同時に、人生を豊かにする手段でもある。
今回は「温泉ワーケーション」と「ソロ温泉」の2つの使い分けが人生を充実させるというテーマでお伝えしたい。
温泉地での連泊が基本の「ワーケーション」
あらためて、「温泉ワーケーション」と「ソロ温泉」の2つについて、私なりの定義を簡単に説明しておこう。
まず「温泉ワーケーション」から。これは温泉地に滞在しながら、テレワークなどの仕事をこなす働き方のスタイルである。
ワーケーションの一種であるが、バケーションの部分がほぼ「温泉」というのが大きな特徴といえる。観光やレジャーに積極的に繰り出すというより、温泉に入ってのんびり過ごすことを推奨している。
そういう意味では、昔ながら湯治に近いかもしれない。心身の回復を図るために、温泉にじっくりつかるのが目的だ。
もちろん、ワーケーションなので仕事も大事な目的だが、それ以外の時間はゆっくりと心身を休めて、結果的に仕事の生産性を高めるのが狙いである。
「温泉ワーケーション」の一番の特徴は、連泊が基本であることだ。1泊2日や日帰りのワーケーションでは移動に忙しいばかりで、仕事も温泉も中途半端に終わってしまう。
最低でも3泊、できれば1週間ほど温泉地に滞在することで、腰を据えて仕事に臨めるし、温泉効果をしっかり享受することもできる。
そういう意味では、やはり長逗留が基本である湯治に近い感覚といえる。私は、温泉ワーケーションを「現代版湯治」と呼ぶ所以である。
仕事は一切しない「ソロ温泉」
一方の「ソロ温泉」は、その名の通り、ひとりで温泉旅行に出かけることである。
ふつうの一人旅とは何が違うのか?
端的に言えば、「空白の時間」を得るのが目的である点だ。
忙しない日常生活では現代人は常に何らかのストレスやしがらみに絡めとられ、心身を休める機会が極端に少ない。
そこで、温泉地にひとりで出かけることで、仕事や人間関係などストレスのもとになるものから意図的に自分を引き離し、ただただリラックスする時間をつくるのである。
そのためにも、基本は温泉に集中する。観光やレジャーは二の次とし、あくまでも主役は温泉とする。
もちろん、ワーケーションとは違って仕事は持ち込まず、スマホの利用も制限する。SNSも旅行中は封印である。
そうして温泉とのみ向き合うことによって、本当の意味でのリラックスを図る。
温泉ワーケーションと異なるのは、必ずしも連泊でなくてもよい点だ。空白の時間が得られるなら、1泊でも日帰りでも効果的だからだ。
2つの温泉旅を使い分ける
以上が「温泉ワーケーション」と「ソロ温泉」のおもな特徴と違いである。
前者は仕事が目的のひとつであるのに対して、後者は仕事から離れることが旅の目的のひとつになっている。その点では正反対のスタイルに感じられるかもしれないが、ゴールは共通している。
それは、温泉入浴を通じて、仕事や人生を愉しむことである。温泉で心身をケアしながら、日々の仕事に精力的に臨めるように英気を養う。そして、結果として人生の幸福度を向上させる。これが最終的な目的である。
そのために、「温泉ワーケーション」と「ソロ温泉」を上手に使い分けたい。
「温泉ワーケーション」を日々の生活に取り入れながら柔軟な働き方を実践する一方で、心身の疲労が顕著なときは「ソロ温泉」に出かけてリカバリーを図る。
このように人生や仕事に、温泉を適宜組み込んでいく。いわば「温泉ワーケーション」と「ソロ温泉」の二刀流によって人生を豊かにするのである。
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