見出し画像

カラフルな世界じゃなきゃダメみたい!

まず、アニサマが無事に三日間走り抜けられたことに感謝。
コロナ禍がある程度落ち着いたにせよ、誰も欠けずに終了出来て本当に良かったです。

さて、今年も「Animelo Summer Live 2023 -AXEL-」に全日参加してきました。各日の感想はまた個別につらつらと書いておきます。

どうしても溢れてやまない感情を整理するために吐き出しておきたいことだけ書きます、今回は。
感想よりも感情の吐き出しに近いかもしれない。

終盤の鈴木このみさん、オーイシマサヨシさんにスポットを当てて書きたいと思います。

トリ前 鈴木このみ

今年のトリ前を務めたのは、昨年Day1トリを務めた鈴木このみさん。
今年はDay3のトリ前、つまり大トリの前という重要な場面を任された彼女。

今回のセットリストは
Love? Reason why!!
・Bursty Greedy Spider
・Redo
以上の3曲。

Bursty Greedy Spider』は2021年のアニサマで披露済み。
しかし、声出しが出来ない状況下での披露だったためリベンジにもなる今回。しかも披露された2度とも大トリ前での歌唱。

この曲、実は煽りソングにも聴こえるなと思っていて。
だって大トリの前に

『最強 御免あそばせ』

Bursty Greedy Spider

とか歌っちゃうんだよ?
『この熱量を超えられるんだよな』みたいな鈴木このみからのメッセージにも受け取れるんだよな。2017の大トリに繋ぐLiSAを思い出したのは自分だけではないはず。


そして2番では

此処じゃ楽しむのがルールよ

Bursty Greedy Spider

正直、半分くらいこの後のことを考えていました。
それでも、ここを聴いた瞬間に今目の前にあるステージ楽しまなくちゃいけないなと改めて気付かされて衝撃受けた部分の歌詞だったな。
ここまででも満足してたけどここからがすごかったね。

想定外のトラブルもBrave me
「のるかそるか 御覧あれ」

Bursty Greedy Spider

ここなんだよ!!!!!!!
鈴木このみさんのオタクからMCが苦手ということを聞いてたりしました。
そんな彼女がアドリブで観客を煽り出したのは、もっともっと熱い状態で大トリに繋ぐために上手くいくかは分からないけど勇気を出して煽ってくれたんだと思ってる。
オーイシの大トリを待っていた人間としては本当に感謝しないといけない。
これって昨年のアニサマ初日でTRUE→鈴木このみで見た光景なんだよな。
それを今年のアニサマで早速取り入れてきたことには驚きましたね。
この日はいなかったけど、TRUEからも繋がれてきたものがあるとも考えられて昨年のアニサマを見ていて本当に良かった。

この曲で長いこと煽って観客に声を出させていたこと、よく知らないけど1曲分くらいやっていたそうで。俺からすると文句なんて出ないけどね。
ボルテージ上がりまくりでずっと拳掲げて叫んで答えてたよ。

そして、最後の曲は「Redo
これがあまりにも良すぎて、選曲が素晴らしすぎない?

散りばめた想い今一度きりの願いへ
次への僕に託したよ
いつかの約束光の道しるべになる
誓いをさあ君のため最期まで
涙さえ力に変えてきっと描いていた望む未来へ
繋ぐよ

Redo

未来の鈴木このみと次に出番を待つオーイシマサヨシに託し繋ぐ
どちらとも取れる選曲だと思ってる。いつか大トリをやるぞという決意にも聞こえたし本当に最高のパフォーマンスでしたよ。
感謝のヘドバンで首痛めた。

確かに僕は託された

泣くやろ

大トリ オーイシマサヨシ

夢に見ていた大トリでの景色を見せてくれました。
しかし、自分の想像していた開始ではなかったがすぐに納得した。

1曲目の「ギフト
この曲は歌唱予想はしていたけれどアニサマから10周年に突入したオーイシに対する『ギフト』と考えていた。しかし、実際は大トリまで連れてきてくれたオタクみんなに対する感謝の『ギフト』だった。泣くやん、そんなの。
いや、オーイシの頑張りがあってこその大トリなんよ。

天使が舞い降りた
目の前で笑顔という羽を広げた
おい反則だろ
嬉しそうな顔してんなよ全部飛んでく
このままじゃもうダメにされてゆく

ギフト

オーイシが立っているステージを見て、笑顔になったファンに対する感謝。
こう捉えられて本当にお客さんファーストな人だなって改めて感じたよ。
─────さあ始めよう、君といる世界で僕はもっと笑いたい。


改めてステージに登場したオーイシマサヨシ改めオートリマサヨシ。
正直ここのMCは本当に覚えてないくらい頭が真っ白。
とりあえずスタッフさんを呼んでギターとマイクを運んでもらったことは覚えてる。

2曲目はオーイシマサヨシを大きく、大きくしてくれた楽曲「君じゃなきゃダメみたい」……ではなく「アニサマじゃなきゃダメみた〜〜〜い!
そうだよな、今までそう言って披露してきたんだから言うよね。
この曲はAメロで既に泣ちゃった。
何人来てたか知らないけど、あの会場の2万人近くの人間がこのコーレスをしてくれていると考えたら本当にデカくなったなって嬉しくなって涙が止まらんかった。
他の誰かじゃもう満たされない、オーイシじゃなきゃ意味がないんだよ。

3曲目は「サインはBーアイ Solo Ver.ー(オーイシ仮歌)」の披露
これは完全に予想外、だったけど肉フェスでも一瞬見てたし既視感はあった。
この曲を歌うと言ったときは渋い顔してたけど、よくよく考えたら仮歌ってオーイシマサヨシを構成する重要な要素の一つなんだよな。
この日はオーイシマサヨシの各要素が散りばめられたセットリストだったように思える。これは曲に対してのものと考えてもらえれば。
・弾き語り
・仮歌
・ダンス
この時点でこれだけのオーイシ核が埋め込まれていたよね。

最後に残る楽曲は『みんなで作り上げる歌』
劇場版グリッドマンユニバース主題歌「uni-verse
オーイシが以前ツイートしていた

みんなの想いをひとつに繋げて完成する『ひとつなぎの歌』なんですよ。

アニサマには声優のオタクさんだったり、アニソンシンガーのオタクさんだったり、コンテンツのオタクさんだったりと色んなオタクさんの"好き"が集まる場所だと個人的には考えています。
そんな各方面の好きを今この瞬間にひとつに繋ぎ合わせた「uni-verse」は、歴代のアニサマの中でもなかなか見ることが出来ないトリだったと思うし""アニサマだからこそ""見られた景色と自分は思っています。

こんな景色はワンマンライブでは"絶対"に見れません。

似たようなものは見れるかもしれないけど、この会場、このライブだったからあの景色は見ることが出来ました。
オーイシマサヨシのファンとして、アニサマのオタクとして来場していたオタク全員・出演者・ライブを創り上げたスタッフの皆さんに感謝しています。本当に素敵な空間を創り上げてくれてありがとう。

音源なんかじゃ比にならない2万人以上が持ってる『ユニバース』を重ねて『ビッグバン』を起こしたこの瞬間。
アニサマが新しい扉を開いたんじゃないかなって、自分は思ったよ。
水樹奈々やLiSAといった大物、Official髭男dismとかYOASOBIを呼べなくても『今いるアーティストはここまでやれるんだぞ』と見せつけられたと思ってる。勿論、来てくれるならそれは嬉しい限りだけどね。
参加している人が楽しんでいないライブに呼ばれてもそりゃ来ませんよ。
かつて西川貴教さんが『音楽にジャンルとか垣根はない、どこからどこまでが仲間とか関係ない、ひとつにならなきゃいけないだろ』(超要約)と話していました。
アニサマはアニメを通じてこれを実現できる場所だと自分は信じてる。
まだまだやれんだろ、アニサマ。可能性を感じた瞬間でした。

泣いてたけど『さあ顔を上げて』で上を向けたし本当に素敵な歌だよなあ。
俺にとってのヒーローはあなたです。


長くなっちゃった(照)
ここで終わらないのがオーイシマサヨシ。
最後にまだやりたいことがあると話していたはず、涙で記憶がほぼないので許して。
この時点で確信してこの日持ってきていたCDを掲げていました。
なんの?もちろん「なんてカラフルな世界!」しかないだろ。
自分はこの楽曲をライブで聴くのが今回が初めてでした。
2021年は全通予定が再抽選によって全落選。裏配信を見ながら悔しい気持ちで過ごしてた。

オーイシがテーマソングを担当すると聞いて初披露をラジオに聴きにいくくらい楽しみにしていたこの年。
しかし、コロナ禍に突入しアニサマ自体が開催できない状況まで追い込まれた。

オーイシマサヨシというキャラでこんなことは言いたくなかったはずだけど、それでもオーイシは声を上げてくれた。
これがどれほど効果があったなんて知らないけど、1年後の2021年に『Animelo Summer Live 2021 -COLORS-』が無事に開催され、3日間の締めくくりとして歌唱された。
さいとーぴーは『声出し解禁されたらまた歌いたいね』とは話していた。
俺はこの言葉を信じてこの3年間走り続けてきました。
声出し解禁のタイミングで絶対に披露されると信じてVIP席も握りました。
それほど、この楽曲に懸けてきた想いはこの会場の誰にも負けていなかったと思っています。

ついでに、前のnoteでも書いたけどこの曲には山内"masshoi"優さんもいるんですよ。声出しが解禁されたアニサマでマッショイさんの名前を呼べて最大の弔いが出来ました。
『Wasshoi』の部分では誰よりも高く飛んで頂から見えたカラフルな世界はとってもとってもとっても綺麗でした。

Wasshoi! Wasshoi!
それぞれにきらめいて みんな
違う色をしてる 違う色に輝く
だからこそ僕らの世界は やっぱカラフルだ!

なんてカラフルな世界!

「uni-verse」と同じく、色んな人が集まったからこんなに色とりどりの景色が作れたし、見ることが出来ました。

モノクロの世界に色が帰ってきたよ。
この曲は泣くんじゃなくて、満面の笑顔で聴けたよ。
ステージ上のことはほとんど記憶にないけど最高の景色だったことだけ覚えてる。本当にありがとう。


最後に

正直なところ、自分は『今年のアニサマはメンツが弱い』『チケ余ってるしオワコン』など色々言われているのを見て、悔しいけどそれは事実だから何も言い返せないのがもどかしかった。だって俺でもそう思っちゃうもん。
それでも"アニサマ"という場所が大好きなんだよ。
言い方は悪いけど見返してほしかった。
期待に応えてくれたという言い方はおかしいけど、久々に参加したという自分の周囲の方は『アニサマ楽しかった』と言ってくれて自分のことのように嬉しかった。
それは3日間かけてバトンを繋いだ出演者の皆さまのおかげです。
そして大トリで全員を巻き込むステージを作ったオーイシマサヨシさんのおかげです。これは贔屓目入ってるけど。
自分の大好きを曲げずに『アニサマが好きだ』と叫び続けてきて良かった。
そんな3日間でした。
終演後にお会いした方からは『最高のトリだったよ』とか『おめでとう』とか言われたのも本当に嬉しかった。自分が何かしたわけではないけれど、少しは喜んでも良いのかな。

今年のアニサマを見ていいなと思った人はぜひ来年も来てほしい。
アニサマは長く続いてる分、歴史があります。そこにはストーリーがあります。僕はそこが大好きです。いうても会場に入れたのは2018年がはじめての新参なんですけどね。

アニサマは夢が叶う場所であってほしい』と常々考えています。
そして、今回大トリのオーイシマサヨシさんも『いくつになっても夢は叶う』と話していました。
またこのステージで夢が叶う瞬間に立ち会えました。
そんな素敵な場所なんです、アニサマは。

半分名ばかりになってしまった『世界最大のアニソンイベント』
もう一度この名に相応しいライブになると信じてる。

0から始めよう さあ 逆境はShow time

heartbeat-axelator

さあ、新時代へのアクセルは踏んだぞ。
見たことのない景色をまた見に行こうか。


下手くそな文章を最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。


ps.会場にこのCD持ってきてたのマジで俺一人だけだろ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?