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なぜ子どもは勉強しなくてはならないか

【勉強の価値】 森博嗣 著・幻冬舎新書 2020年11月刊

立ち寄った書店で何気なく見つけた本ですが、内容にはとても衝撃を受けました。

「なぜ子どもは勉強しなくてはならないか」については、おそらく誰しもが一度は意識したことがあるのではないでしょうか。

この本は、その問いについて述べるとともに、「なぜ子どもは勉強を通して知らず知らずのうちに勝ち負けの競争を強いられるのか」、そして「そもそも勝ち続けられる人数はほとんどいない中、勝つことに意味はあるのか」と次々に問題を提起し、この日本の学校教育が戦後抱えてきた様々な課題を、徐々に浮き彫りにしていきます。

内容自体は特に専門的という訳ではありませんので、気軽に読み進められると思います。

ぜひ、学校に通われるお子さんをお持ちの親御さまや、教育関係者の方々に広く読んでいただきたい本です。
学校教育に対するこれまでの意識は、かなり変わるのではないでしょうか。


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