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#2_情報収集編 33歳低AMHが卵子凍結する話 

私は4月が誕生日だったので、なんとなく33歳になったら卵子凍結についていろいろ本格的に動こうと思っていました。卵子凍結は早いに越したことはない、というのもわかってましたが…みなさんは動けるなら動けるうちに色々進めた方が良いと思います笑

卵子凍結をする病院・サービスを決める

怠惰な私はGW中に「卵子凍結」でひとまずググり、Grace Bankを見つけました。Grace Bankは採ったあとの卵子凍結管理をやってくれるサービスで、そこから提携病院が探せるものでした。そこで私は、卵子凍結って病院ベースかと思いきや、こんなに特化したサービスもあるのか…こりゃーいろいろ情報集めかかりそうやな…と早々に面倒だなという気持ちが湧いてしまいました笑
私はきれいで使いやすいオンラインサービスが大好きなので、Grace Bankはオンラインで全部いろいろやれそうでいいなと思い、まずはGrace Bankがやっているオンラインセミナーに参加。卵子凍結の流れやそもそもGrace Bankというサービスがなぜあるのか、というところを学んでいきました。セミナー参加は5月上旬です。
卵子凍結って、卵子を凍らせるまでの工程がめちゃくちゃあるんですよ。その、めちゃくちゃある感って多分、資料や説明されてもいまいちピンとこないというか、検査→投薬→採卵→凍結、とさくっと書かれるとふ〜んとなるといいますか。ともかく私はふ〜〜んそんなもんなんだなあと思っていました。Grace Bankは病院ではなく卵子凍結管理に特化した施設で、病院よりも有事に対応できるという点を推してました。私が最終的に採卵をお願いする病院の年間保管費用は33,000円程度に対し、Grace Bankは35,000円とやや高かったのですが、施設のメリットから考えてGrace Bankにお任せして良いかなと思いました。
もう一つくらい卵子凍結してくれる病院も見ていたのですが、出不精の私はとにかく病院も近くの方がよい、というのと、HPが綺麗でお金がかかっている病院は信用できる、という持論もあり、Grace Bankと提携している通いやすい病院に決定しました。
ここまでで少し思ったのが、採卵・卵子凍結してくれる産婦人科は歯医者ほどはいっぱいあるわけではない(当たり前だ)ということ。なので、私は通いやすい方が良い、と思ってたので自ずと選択肢は少なかった気がします。もちろん、いろんな評価をみて比較検討して決めるという方法が正しいとは思うのですが、いかんせん私は序盤で面倒だ…と思ってしまったので決定の優先度を定めて決めました。

Grace Bankが開催するセミナーでは、卵子凍結の基本的な流れと、実際に卵子凍結をおこなった方のお話を聞くことができました。これはセミナーテーマによるので、Grace Bankに申し込んでしていなくても参加できます。
このセミナーはとてもわかりやすくて、卵子凍結の流れをよく理解できたし、実際に体験した方の話も聞けたのはすごく自分ごと化するのにも役立ちました。
卵子凍結に踏み出す前に一旦AMHを調べてから考えても良い、というのもなるほどとなりました。卵子凍結はお金がかかるけど、AMHだけならそこまでだし、一旦自分のコンディションを把握してから人生プラン考えるというのもあるのかという気づきが得られました。
あとセミナー内で言われていた言葉でとても印象に残ったのが「卵子凍結は魔法ではない」というもの。Grace Bankのセミナーは卵子凍結に対する可能性や、Grace Bank自体のメリットをしっかり伝えてくれるものだったので、全体的に空気がポジティブというか、卵子凍結を考えている参加者みんなに寄り添いつつ背中を後押すためにいろんな情報を与えてくれる印象を受けました。その中で、最後に出たその言葉で、すこしピリッとしたというか、当たり前なんだけど、魔法ではない、ないが可能性を残す手段の一つで、それを応援している、と私は感じられました。私が選ぼうとしている道は、決して子供を持つ未来を約束するものではなく、その可能性を残すために選択するのだと、改めて再認識できてよかったです。考えて決めたつもりでしたが、勢いでガシガシ進めようとしていた自分もいたので、自分と向き合えるタイミングとしてよかったですね。

東京都の助成金について

Grace Bankのセミナーに申し込みつつ、次に東京都の助成金制度についても調べました。なんだかんだ1回20万ちょい出ます。流れで浦安市は満額女性、だそうで、なんてすがすがしいんだ浦安…と思ってしまいました笑
不妊治療をしている友人は周りにたくさんいたのでしみじみ感じていたのですが、本当にこういうことにはお金がかかるので、使えるものはジャンジャン使いましょう。
で、東京の助成金申請は、東京都保健局が開催するオンラインセミナーに参加して、そののちに申請を行い、申請が通ったら助成金請求ができる流れです。で、このセミナーなっかなか予約が取れません!直近のセミナー枠は満席になってしまっていて、2、3週間先の予約になります。そして、そのセミナーを受けてから出ないと申請が出せず、申請の合否も1〜3ヶ月くらいかかるそうです(2024年6月時点)。これが通ってから卵子凍結を進めようとするとだいぶ先になってしまうので、セミナーはさっさと申し込んで、卵子凍結に向けた施術は病院で進めてもらった方が良さそうだと思いました。申請さえ通過すればその前に行った採卵周りの費用についての助成金は受けられます。(申請周りの条件がご自身に当てはまるかどうかはきちんと調べてくださいね!)
さて、東京都助成金セミナーは6月上旬に受けました。確かGrace Bankのセミナーを受けた後すぐに助成金セミナーを調べて申し込んで6月上旬が最短での参加枠だったはずなので、これで既に3−4週間埋まりでした。なんだったかな、このセミナーのお申し込み方法が若干難しくて、というか分かりづらくて、お申し込み完了メールがめちゃくちゃ分かりづらいタイトルで届くので、私のような目の滑りがちな人間は参加当日にメール探しで慌てます笑
このセミナーでは、卵子凍結の流れと助成金申請の流れの大きく2点が説明されました。卵子凍結の流れについてはお医者さんによる説明動画の視聴スタイルでしたが、こちらも分かりやすかったです。
Grace Bankでのセミナーでもそうなのですが、今の卵子凍結の社会的背景をどちらも丁寧に説明してくれます。そこで述べられるデータや可能性についてはGrace Bankと同じです。助成金申請の流れの説明も半分くらい使われますが、セミナーを受けるだけなら卵子凍結しなくても助成金申請しなくても大丈夫なので、これを聞いてから決断するのでも全然間に合います。
もし迷っている人はそれも情報収集の手としてありかと思いました。というのも助成金セミナーは、都が主催しているということもあるのかもしれませんが、決して卵子凍結を推奨する印象ではありませんでした。助成金出すって言ってるだけでも十分応援しているのには違いないのですが、助成金セミナーでは卵子凍結自体を本当によく考えて選択するのだ、ということを淡々と諭されている印象でした。Grace Bankで感じたセミナーの印象と対照的で、もちろん私の主観なのですが、おもしろいなと思いました。何がそう思わされたのかはわからないのですが、助成金セミナーの方では「本当に自分に卵子凍結が必要かよく考えて選択してください」ということを述べられていたからかもしれません。もちろん、Grace Bankでも言われていたような気もするし、よく考えて選択するためにみんな情報収集をしているから当たり前っちゃ当たり前な気がするのですが、このセミナーではその言葉がズバッと私に響いた気がします。

あくまで私は卵子凍結の決断のための情報収集とセミナー参加ではなかったこともあり、そう感じただけかもしれませんし、本当に主観なので、その点はご了承いただきたいのですが、そんな感じで利用サービスと助成金についてのセミナーをそれぞれ参加した私の感想でした。
ちなみにどちらもセミナー資料は受け取れるのですが、私はメモメモしながらセミナーを聞きつつ、自分の印象に残ったことは後で振り返った時のキーにするために特に書き留めるようにしました。(そのおかげでこの文章も振り返りつつ書けてます)

次はいよいよ通院編に入ります!


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