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神様の名前さえ信じないのに

この曲は本当に難産だった。途中、何度か諦めかけたのを覚えています笑。これ、完成しないなって笑。
 
僕的には「ましろ」以外にバラードが欲しいなと思って作り始めた曲だったんだ。完成したモノは全然バラードじゃなくなったけどね笑。
 
あと、「水星」という曲以外で僕がオールでピアノを弾く曲が欲しいなとも思っていた。「水星」って曲はバラードじゃないから、『全部ピアノでバラード』っていうのがこの曲の最初の具体的な方向性だった。僕の中ではね。でも完成したのはばりばりエレキギターしか弾いてないけどさ笑。
 
その頃、僕はROTH BART BARONというバンドをよく聞いていたので、そのバンドの曲みたいにすごく壮大な感じの曲が欲しいなーと思っていた時、出来たサビのメロディの中にROTH BART BARON的な雄大で神秘的なキラリと光るモノを感じたんだ。
 
でも最初にスタジオでこの曲を合わせた時、全く手応えがなかった笑。僕の中に壮大な感じってだけでそれ以外のビジョンがなく、いしつか君はかなり戸惑っていたんじゃないかな。
そのあとも良い展開やアレンジが思いつかず、スタジオの中がシーンとして二人で考え込んでしまう事が何度もあったと思う。バンドやっている人はわかると思うけど、アレってかなりキツイんです笑。
 
突破口を作ってくれたのは、いしつか君だったと僕は記憶している。悩んでいる時に「ループソング(1st EP[pickles]の一曲目)の進化系のイメージですかね」と言ってくれたのを覚えている。そこからかな、アプローチの仕方が決まったから、ドラムのアレンジやシンセのイメージが固まってきたんだと思う。まあ、そのドラムやアレンジなんかも、ほとんどいしつか君が作ってくれたんだけど。うん、詳しくはいしつか君に任せよう笑。いつもすんません笑。
 
曲の後半の展開も時間が掛かったなー。最後の歌メロは、僕が自宅で作っていったんじゃなくて、スタジオで二人で作った。曲をひたすら流しながら口ずさみながら完成させた。
 
歌詞。
これも結構時間が掛かった。。。
 
何回か書き変えました。最初は広い草原を吹き抜ける風のイメージで書き出したんだけど、良い言葉が出てこなかった。最終的にまとまったのは、夜に散歩している時だったと思う。いつもそうなんだけど、この単語は入れたい!ってのが決まると、意外とスルスル書ける。
この曲には「名前」という単語がどうしても使いたかった。なんでかって言うと、前述したようにROTH BART BARONを聴きまくっていたから笑。同バンドの『けもののなまえ』という曲をずっと聴いていて、それに影響されたからです笑。タイトルだけじゃなくてこの曲の歌詞全体にも『けもののなまえ』からの影響はあると思います。

https://youtu.be/fi6dPMtQi8o


とにかく曲が出来上がった時には「これは化けましたね!」と喜んだよ。まあ『けもののなまえ』とは全然違う感じだけど笑。

最初からでは想像できないくらい良くなって完成した曲です。

「朔」がなかったら多分これが一曲目だったかも知れないな。

うん、良い曲だから、早く聴かせたいです。


名前たち。

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