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夢中になれる合言葉を

僕の第四回目の投稿「埃まみれの君を」では、『ぼくのギターがまた泣いて』という曲について書いた。その中で、僕の以前やっていたバンドの事に触れているけど、solesの1stアルバム【I don't want you to be dyed like that shining black】の収録曲には、以前やっていたバンド時代に作ったメロディの断片から新たに出来上がった曲が2曲入っている。
 
その内の1曲が『CANDY CUSTOM』だ。
 
『CANDY CUSTOM』はもともと、CANDY という曲名だった。そのCANDY を改造したから、キャンディカスタムという名前にした。
 
改造された部分はDメロ(一般的には最後のサビとか大サビ前にある架け橋的な部分)。Aメロやサビは以前やっていたバンドの時に出来ていた。ただ、それだけでは物足りなくてずっと完成できなかった曲。曲っていうのは一つの部分だけでも欠けていると、曲自身からOKが出ない時がある。

ダウンタウンの松本人志氏が若い頃に、エビフライが大好きだというアイドルに対して「でもエビフライは君の事嫌いだと思うけどね」と言っていたのと同じカンジ。ん、ちょっと表現が違うか笑。まあでも、曲っていうのは間違いなく僕が最初に誕生させるけど、誕生した時点で独立して自立していくというか、作っている最中に曲から「おいシミズ、なんか違えんだよ、物足りねえんだよ、もっと良いの持ってこい!」と言われて、その時には実力が及ばず完成できない事が幾多としてあったんだけど、CANDY もそんな曲だった。
 
だから、去年の初夏、たぶん6月下旬くらいにDメロが思い付いた時はハッとして嬉しかったのを覚えている。ああ、やっとこれでこの曲は完成になるんだろうな、と感慨深かった。
 
Dメロがやってきてくれたことにより、歌詞もその流れでニョロニョロと出てきた。この曲の歌詞は、メロディに沿って作ったモノで、あまり悩まなかったかな。アルバムに入っているどの曲とも違う雰囲気だと思う。かなり面白い歌詞になっていると思うよ。言葉遊びを楽しんだかな。
 
ライブではあまり披露してないから、アルバムがドロップされた後のライブでは演奏出来たら良いなと思う。
 
CANDY CUSTOM。
 
よろしくお願いします。

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