富士山拝みに、初「ふもとっぱらキャンプ場」。
急に富士山が拝みたくなり、はじめて「ふもとっぱら」に行ってみた。(ソロキャン)
公式サイト:https://fumotoppara.net/
「ゆるキャン△」やフェスなどで人気でその名前を聞くようになったが、15年前のナビには載っておらず、なるほど、新しめなキャンプ場なのかと知る。※東京農業大学の農業試験場が2005年くらいに返却されキャンプ場になったそうな。
結論から言えば、ファミリーキャンプや、仲間とワイワイキャンプ向き。とはいえ、ソロキャンでも、富士山とゆったり対話したければ、これ以上のロケーションはないだろう。
まず感想から。
⚫️いいね👍️ポイント
トイレも水場もキレイ
ウォシュレットあり
シャワーあり
何処からでも富士山みえる
テント間10メートルあけるルール
ゴミも捨てれちゃう(プラ生ゴミは100円)
炭、灰も捨てれちゃう
鹿ハンバーガー、カレー、富士宮焼きそば
マウンテンバイク、セグウェイレンタルあり
オリジナルグッズもカッコいい
薪詰め放題500円、ミニ薪割り台300円
生ビールまである
芝生なのでフカフカ
⚫️個人的🤨気になるポイント
木陰がない(森、川キャンが好きなので)
至れり尽くせりすぎ、ワイルド感は皆無
芝生だから草が乾くまでタープとかたためない
⚫️その他
ネットで事前予約すると、ゲートを通るときに勝手にナンバーが読み取られ「はい1泊の○○さんですね」と超ハイテク。
ソロ独特のぼっち感やワイルド感は皆無で、遊園地にでも来たような印象でしたが、コーヒーのみながらただただ富士山と対峙するのには最高なロケーションで気持ちが良かった。
⚫️充実しすぎな施設・設備面
まず、めっちゃめちゃ広い。サッカー場が何十面も入るだろう。
きれいな食堂がある。学食のおしゃれ版、といったかんじ。富士宮やきそば600円にはじまり、カレーや鹿肉ハンバーガーなどあり。
到着した昼は、テント設営前の腹ごしらえに富士宮やきそばを頂く。歯応えのある麺に濃いめの味のザ・焼きそば。600円以上の価値あり。
食堂以外にもたべものをていきょうしている。ここは生ビールもあるらしい。ほか、かき氷のキッチンカーもあった。夏だけかな?
「売店」がこれ。昔は牛舎だったのだろう。プチ薪割り台300円、紙袋に薪つめホーダイ500円。詰めホーダイなどメンドクサイというひとには、売店内に束が売っている。針葉樹、広葉樹、ちょい高め。
ふもとっぱらロゴ入りのあらゆるグッズが売っている。キャンプ場もブランド化して常連マインドを植え付けリピーターを作り、経営の安定化が必要な時代なんだろうな。センスもよく、欲しい人は買えばよい。
マウンテンバイクや、セグウェイのレンタルがある。場内だけをのんびり走っても、30分はかかりそうな広さだ。
道の駅朝霧高原までチャリでいってソフトクリーム食べるのもいいだろう。往復1時間といったところかな。
杉の一枚板など売っている。家具屋で買わず、これにサンダーかけて無垢のまま自宅のテーブルにしたらカッコいいな。
中央にある広いトイレと洗い場。トイレは高速のパーキングエリアくらい数がある。ウォシュレットも完璧だ。
ゴミステーション。キャンプ場は持ち帰りが基本マナーかと思いきや、ここではゴミが捨てれちゃう。空のガス管、灰や木炭も捨てれちゃう。生ゴミとプラは100円の袋をガチャガチャで買うシステムだ。
9月の日~月1泊でこのくらいの密度だった。
⚫️主役の富士山
日の出5:30に起きてみた。ランタン手入れしながら太陽を待つ。
キタキタ。薄雲がかかっているため、日輪来るかも?と思っていた。
キテます。日輪キテます。
日が昇ると薄雲は溶けてなくなり、日輪どーーーん!
ずどーーーーーん!!
最高なコノハナサクヤヒメパワーを頂いた。(富士山は、ニニギノミコトの奥さん、大山大山祇神の娘であるコノハナサクヤヒメの山)
※おまけ。ちょっと逆さ富士感。
⚫️ソロの過ごし方~読書
ここは、木もなければ川もない。しかし富士山はそこにいる。富士山に見られながら、さて、ソロキャンで何するか?
豆ひいてコーヒーいれて、
読書することにした。
ネイティブアメリカンが歩んだ口伝、「一万年の旅路」をゆっくり読み返している。
一万年かけて読み直そうかと。
口伝は時に英雄伝説になり、時に神話となる。
しかし基本的には、全てが空想ではなく史実があったからこそなのだというのは、この本を読めばわかる。ルーツを知ることは、未来の道しるべにもなる。
日本の古事記だってそうなのだ。
時の勢力によって脚色や書き換えはあるものの、本当に八百万の神々は、何かしらの形でいたわけで、天の岩戸などの聖地も絶対にあったのだ。
さて、「キャンパーの聖地」とも言われだしたふもとっぱら、これからどんな歴史を重ねていくだろうか。
本にはヴァイツェンのビールが合うな。
同じ姿勢で本読んで体が固まったら、薪割りをすべし。Amazonでカッコいいバトニング用ナイフ買ったけれど使い方わからん、なんてひとはたくさんいる。こういうのは、ソロの時こそいろいろ試してみるべきだ。そうしないとなかなか上手くならない。
単純に、楽しい。無心になる。細く割りすぎて、すぐ燃え尽きてしまう。やりすぎた。
⚫️料理はテキトーに
本も読んだし、腹もへる。もうビール飲んじゃったし、つまみで十分。
ベランダで育てたピーマンと、冷蔵庫にあった鶏肉、玉ねぎをもってきた。
切って、スキレットで焼いて、塩コショウ、ガラムマサラ振りかけて終わり。玉ねぎはアルミホイルまいて焚き火に投げ込みホイル焼きで食す。
⚫️ギアの手入れ
ソロキャンの喜び、それは時間を気にしないで道具を磨き上げる「手入れ」がしっかりできることかもしれない。
よく、使い込んでる感を出すためにわざと雑に使ったり掃除しないで汚れを楽しんだり、
わざわざエイジング塗装するひともいるが、
わたしは、30年前の道具でも、最近買ったんじゃないの?ってほどビッカビカにしておきたいタイプだ。
コールマンのランタンも、EPIもバーナーも、気づけば買ってから30年になる。
どちらもめちゃめちゃ丈夫だ。
いつもキレイにしてるつもりだが、今回はさらに細部まで煤払いして、もはや年末の大掃除気分。
歴史ありフォルムに味のあるフュアハンドの
ハリケーンランタンのほうが、むしろわたしの道具のなかでは最も新しい。
これもメンテナンスが楽しいもののひとつ。
ホヤとか内側がよくすすけてくれる。
最新の便利でかっこいいギアもいろいろあって誘惑にふりまわされるが😂、古いものほど大事にしたい。
モノの「手入れ」というのは、
そのものへの感謝や浄化の意味だけでなく、
そのモノを通して、自分自身を手入れしているように感じたりもする。
もちろんこれらはいずれ息子に引き継ぐが、
キレイに引き継げばキレイに使うだろう。
そのようにキレイに使う人間は、自分のことも大切にするに違いない。
「7世代先の子孫が使えるように丁寧に手入れすべし」
とか、口伝を残してみるかなぁ。😂👍️
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