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【詩】Thank you, my friend


人もモノも溢れかえる ”なんでも”手に入る時代に

両腕に持てるものだけを抱えて君は進んでいく

整えられた歩きやすいコンクリートより

砂利道の方が楽しめる そういう性分だね

泥濘んだところで立ち止まることもあるだろうけれど

まったく心配はしていないよ 

逆境に晒されるほど燃え盛る心 吊り上がる口の端

幼い頃のヒーローごっこより ずっとワクワクしちゃう

いつだって星が舞う瞳に憧れていた

見えない翼がどこかへ羽ばたくのを見たかった

別れの言葉も 再会の誓いも いらない 

それぞれが根付く場所で おなじ太陽を見上げられれば

「しあわせ」なのだと知っているから

大きく手を振って 最高の笑顔で

その背中 しっかり見送るよ

いってらっしゃい  ボクの大切な、



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