見出し画像

タロット占いのことを考えてみた

「占い」というのは、「未来を占う」ことだけど、テレビなどで占いをするところを見ると、「あなたは今後こうなる、今年はこんな運勢」というようなことを言っている。
自分が今後どうなるのかというのはもちろん気にならないこともないけれど、それよりも、今抱えている問題をどうしたらいいかということが悩みそのものなのに、これから悪いことが起きるなんて言われたら、それこそどうしたらいいか分からなくなってしまう。逆に、これからいいことがあるといわれたところで、今日あるいは明日、こっちを選ぶか、あっちを選ぶか、なんて言ったらいいか、どうやったらいいかということのほうが切実で、いいことがあると言われてもなんの解決にもならない。
だから、占うのではなく、相談に乗ってほしいし、サポートしてほしいし、癒してほしいのじゃないかなと思うのです。

元々、タロットカードというのは、人生におけるいろんな局面での人としての心構えを描いています。
人はみな大人になるにつれ、また歳を重ねるにつれて、人生のステージを上がるように進んでいく。そういう人生の段階にあった形での人生哲学であったり、人として備えるべき心の在り方を教えてくれるのがタロットなのです。
大アルカナの22枚のカードはそういうことが描かれています。
タロットセラピーでは、基本的に相談者がカードを引きます。それは相談者の心の中にあることを引いたカードによって表すのです。だからよく、タロットは「心の鏡」と言われます。

タロットリーダーにご託宣が下りてくるわけではありません。タロットリーダーは心の鏡として引いたカードが意味することを翻訳するように解釈します。だから、もちろん、タロットリーダー自身の考えや推測で話すことはありません。

タロットのメッセージはその人自身のハイヤーセルフからのメッセージであり、タロットリーダーはカードを通して伝えられるメッセージの翻訳者あるいは通訳者みたいな役割なのです。


※この記事は、言い足りてないなと思ったので、次の記事で加筆して書き直しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?