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移住生活で得られるもの

田舎に移住して得られるもので、僕が一番の財産だと思うものは「静けさ」です。

騒音がないのです。道路はすぐ近くにあるので車は走っています。でも、その音もどこかに吸収されていくかのように、うるさく感じることはありません。

午前11時ごろ、最近は洗濯物を外に干すのが日課になっている。庭で洗濯物を干しながら気づくのは、「音がしない」こと。

猛暑が去り、もうすぐお彼岸というこの時期。
あの真夏に庭で鳴いていた蝉ももういなくなり、あの夏らしい音がしないなあと思って、音に神経を向けると、何も音がせず、昼間だというのにまるで夜のように、静けさがただよっていたのです。

でも、今日に限ったことではなく、これはいつものこと。
でも、「あー、静かだなあ」と思うこのひとときが何より幸せな時間です。

夜は夜でさらに、もっと静かになります。
静かすぎて、「しーん」という音がします。これはきっと実際の音ではなく、自分の脳の中の音じゃないかと思います。
それぐらい、静かになります。

そして、この静けさは、心の静けさとも関係があります。

都会の雑踏や会社のなかのたくさんの人、自分とは直接関係ない人たちの、意識する必要がない人たちの発する言葉、声、思考。時にはそれを騒音、雑音と呼ぶが、田舎だとそれがない。耳を傾ければ聞こえてくるものもあるけれど、距離さえ置けば、自分の思考に影響を与えることはない。

都会は念が飛びすぎている。

都会にいるとその念に振り回されるのです。

それから、逃れられるのが田舎です。

今日も静かに過ごすことが出来ることに感謝です。

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