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#11 New Orleans

あらすじ
1947年のアメリカ映画。ジャズの神様ルイ・アームストロングが本人役で登場し、伝説の歌姫ビリー・ホリデイがメイド役を演じた音楽ドラマ。1910年代を舞台に白人の恋愛物語を軸にしながら、ジャズ音楽の興隆を描いている。

感想
ジャズの大御所ルイ・アームストロングやビリー・ホリデイが演技をしながらジャズを演奏している、、こんな豪華な映画があったなんて、驚きました。
1910年代を舞台とした映画ですが、まだ根強く残る黒人差別、彼らと正反対の白人社会を描いています。
音楽からも見てとれるように、黒人は→ブルース(ジャズ)、白人→クラシックを演奏している姿が、何度も対比されて登場します。まさにジャズVSクラシック
黒人が言うブルースとは、悲しい時も、嬉しい時も、恋をしている時も歌う曲。自分の中にすでに持っている音楽。弾き方、リズム、音程の全てが自由な音楽であり、彼らは音楽で自由を表現しているのだなあと思いました。それとは反対に白人が演奏するクラシックは、昔からのしきたりを厳格に守っている音楽。黒人はそんな音楽を「洒落た音楽だが、この旗みたいな記号が音楽を縛っている」と表現します。私自信クラシックは大好きなのですが、その通りすぎて吹き出してしまいました。
この表現大好きです、、❤️

この時代なので、素直にブルースを一種の音楽として楽しむ人もいれば、「黒人の音楽」として毛嫌いする人もいる。そんな時代の背景が簡単に見てとれて、分かりやすかったです。
ジャズがまだジャズと呼ばれる前の物語。どのようにジャズが世に広まっていったのか
その過程を知れてとても興味深かったです
なにより映画を見ている中ずっと、素敵な音楽を聴けて耳が幸せでした、、!

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