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#15 Play Misty For Me

あらすじ
カリフォルニア、モントレーの地方局でDJをしている男の前に、いつもミスティをリクエストしてくる女性が現れる。だが、出来心から一夜を共にして以来、女の態度が常軌を逸してくる......。クリント・イーストウッドが今でいうストーカーに題材を取った監督デビュー作。

感想
クリントイーストウッドはグラン・トリノやクライマッチョなどで知られる渋めイケメンおじいちゃん俳優ですが、若いころは色気駄々洩れのイケメンでした…眼福。
クリントイーストウッド主演、監督デビュー作という言葉につられ興味本位で見た作品ですが、すごくおもしろかったです。「ストーカー」という言葉がまだない時代のスリラーサスペンス映画。なので本作品はこの時代先進的なものであって、これが監督デビュー作というのだからやっぱり、才能の持ち主なんだなと思いました。

ある日彼のラジオに電話が鳴った「Play misty for me…」やがてその女とバーで知り合ったデイブは、誘われるまま彼女と一夜を共にしてしまう。次の日から彼女の本性が現れ始め、徐々に常軌を逸したストーカー女へと変貌する。

何といってもストーカー女イブリンを演じるジェシカ・ウォルターの演技が怖すぎるんです。最初は都合のいい献身的な女性かと思えば、急に豹変してヒステリックに怒鳴ったり(その時の口の悪さは言い表せないほど)、異様な目つきを見せたり、思わず「ヒイッ」と声に出してしまうほど、、
最終的には自殺未遂に殺人未遂へとエスカレート。
なにも思うことなく合い鍵を作っているシーンはぞっとしました。

しかしデイブも悪いんです。そんな彼女の行動を見たのにも関わらず、扱いが甘いし優しすぎるんです。まず、本命がいるのにも関わらず、初めて会った女性と簡単に寝てしまったり、自殺未遂をした彼女を看病。それは間違いなくメンヘラ製造機です。それゃ彼女もストーカーになりますよ。

なによりイーストウッドの初監督作品ということでみた作品でしたが、期待以上の仕上がりのホラー作品でした、、

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