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リノベマンションのコンセプト企画を始めて1年半が経過

私は、「cotosumu」(コトスム)という、「子と住むをもっと楽しく」をコンセプトとした、リノベーションマンションの企画に携わらせていただいています。

この企画が始まって約1年半。これまでに、8戸のリノベーションマンションを世に出すことができました。一度この辺で振り返りをしたいと思い、この記事を書いています。

プロジェクトが始まったのは約1年半前ですが、素案としては大分前から自分の中に存在していました。

というのも、同じようなコンセプトでリノベマンションの企画をしたことがあったのです。ただ、今との決定的な違いは、当時は自分に子どもがいなかったこと。子育て中の方にヒアリングしたり、想像力を働かせて企画していたわけです。

その後、出産し、一旦不動産業界から離れたのですが、実際に子育てをしてみると、「あの時のあれはちょっと違うなー」とか、その企画のリアルじゃない部分に気付くようになりました。いつか子育てのリアルを反映した企画をしたい!と心の中では思っていたものの、実現されることはなく時は過ぎ、長男は幼稚園に入園するころになっていました。

cotosumuの始まりは、色々なことが重なり、「今だ!」というタイミングでした。まず、私はリフォーム会社でもなければ、物件を所有している会社でもないので、「箱」がないと企画を実行することができません。ありがたくも、そのチャンスをいただくことができました。

さらに、忘れもしないのですが、ある日、公園で子どもを遊ばせながらママ友と話していた時、今までお互いに話していなかった仕事内容の話になり、偶然にも住まいに関わる仕事をしていることが分かり、プロジェクトに参加してもらうことに。

「物事はタイミングがある」と言われたりしますが、私はまさにその通りだと思っていて、今がそのタイミングだと感じたら、思いっきり行動できる人でありたいと思っています。

話をcotosumuに戻すと、コンセプトに「楽しく」という文字を入れたのが、私の想いを反映しています。子育てをしてみて実感するのが、子どもの成長の速さ。この間までベビーだと思っていたら、あっという間に幼稚園生活が終わり小学生に・・・。

もちろん、成長することは嬉しいことですが、いつまで一緒に遊んでくれるのか、いつまで手をつないで歩けるのか、と考えると、もうそんなに長くないなぁとしみじみしてしまいます。

だからこそ、子どもとの今を楽しく過ごすことは、かけがえのないことなのではないかと思うのです。

でも日常に目をやると、子育てにストレスはつきもの。そのストレスを家の環境によって減らすことができたら、もっと楽しく過ごせるはず・・・というのが企画に込めたスタンスです。

cotosumuのことを説明するときに、とあるカフェオレのCM動画を使わせていただいたことがあります。

子どもが壁に落書きをしていて、ママは思わず鬼のように怒ろうとするけれど、カフェオレを飲んで気持ちが落ち着く、という内容。

「このカフェオレの役割を住まいのアイディアが担えたら、というのがcotosumuです。例えば、落書きを消しやすい壁紙だったら、落書きされても、気持ちに余裕が出ますよね」という話をさせていただきました。

このようなアイディアを集め、結果、”102の住まいのアイディア”をまとめたのですが、今、その当時には想像もしていなかった世の中になり、住まいに対する考え方も変わってきています。

「これからのcotosumu」を考えると、子どもと楽しく過ごせるように、という根本はそのまま、変わっていくことも挑戦の一つだと思っています。

取り留めもなく書いてしまいましたが、沢山の方の理解・協力がなければ続けられなかったことです。物件を施工してくださる方、販売してくださる方、購入してくださるお客様など、直接お会いすることができない方々も多く関わってくださっていることに、改めて感謝したいと思います。


■Profile

SOLASplanning 代表・土屋麻衣子

不動産の「見せ方」を軸に、販促/賃貸募集コンサル・ブランディング・販促ツール制作などを行っています。

実績:中古マンション再販会社さま/不動産仲介会社さま/物件オーナーさま

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