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【特別編】ボーンマスってどんなチーム?

こんにちは!
今日は初日だから連投、というよりEURO開幕なのでそれまで起きるために記事を書いています!
今回の記事では、AFC Bournemouth (以下ボーンマス) はどのようなチームなのかについて紹介、解説していきます。具体的には、チームの地理や歴史、愛称などについてです。今回は所属メンバーについては主力について軽く触れる程度としますが、細かいメンバー紹介は「選手名鑑」として全員分行ないますので、ご心配なさらず!

チームの基本ステータス


チームロゴ

チーム名:AFC Bournemouth (ボーンマス)
ホームタウン:Bournemouth, Dorset (ドーセット), England=南部
スタジアム:Vitality Stadium(バイタリティー)=Dean Court(ディーン コート)
カテゴリー:Premier League (イングランド1部)
最終成績 (23-24):12位 (48ポイント)
過去最高順位:Premier League 11位 (2018-19)
ライバルチーム:Southampton FC (サウサンプトン)
近隣チーム:Poole FC, Christcharch FC, Weymouth FCなど
監督:Andoni Iraola (アンドニー イラオラ)
主力選手:Dominic Solanke (ドミニク ソランキ), Justin Kluivert (ジャスティン クライファート) など

ボーンマスはドーセット州の南海岸沿いの都市であり、リゾート都市や留学都市として有名です。夏には多くの観光客が訪れ、街の中心部はとても栄えています。綺麗なビーチや観覧車、水族館などがあり、ピアーから見る夕焼けも絶景です。そんな中心部から少し離れているKings Park (キングス パーク)内にあるのがディーン コートで、現在はスポンサーでもある保険会社の
バイタリティーが命名権を持っており、バイタリティー スタジアムと呼ばれています。収容人数はとても少ないのですが、地元のファンの声援が響き渡る熱いスタジアムです。そんな本拠地で戦うチームはここ2シーズン連続でプレミアリーグに所属し、昨シーズンは新監督のイラオラが開幕後の不振を乗り越え旋風を起こし、過去最高の48ポイントを獲得し12位でフィニッシュ。主力のソランキが19得点し、若手の台頭も著しい注目のチームの1つとなってきています。

歴史

Premier League初昇格のシーン(2013/14)

このチームの歴史は深く、来るシーズンは記念すべき125周年のシーズンとなります。1899年、Bournemouth&Boscombe Athletic (ボスコム) という前身クラブが創設されたのがすべての始まりです。1923年にFootball Leagueに加入し、Swindon Town (現League Two=4部)との初戦を行いました。そこから時は流れ、1970年にAFC Bournemouthに改名されました。1982/83シーズンには「エル・ビートル」こと伝説的プレイヤーのジョージ ベストもプレーしました。1986/87シーズンにはハリー レドナップ (元トッテナム監督)の元初のリーグタイトルを獲得しました。その後財政難などに苦しみチームの存続の危機を迎えましたが、2008年1月に就任したエディ ハウ(現ニューカッスル監督)の元で奇跡的なLeague Two残留と翌シーズンのLeague One昇格で上昇気流に乗り、2011/12シーズンには2部のChampionshipへ昇格を果たしました。そして2013/14シーズン、ついに念願のPremier League初昇格を果たしました。この時のメンバーはチームの中でレジェンド的な存在であり、スタジアムのスタンドの壁には、昇格時のメンバーの写真が写っています。ちなみに、現在アシスタントコーチを務めているTommy Elphick (トミー エルフィック)がキャプテンを務めており、現在もファンの中で人気があります。そこから6シーズンを、ハウ監督の元で過ごしますが2019/20シーズンに18位で降格し、同時にハウ監督が退団しました。2020/21シーズンはハウの腹心であったJason Tindall (ジェイソン ティンダル=現ニューカッスル アシスタントコーチ)とJonathan Woodgate監督の元プレーオフ進出を果たすもブレントフォードに敗北し昇格できず。翌シーズンはScott Parker (スコット パーカー)監督の元、積極的な補強の甲斐もありリーグ2位で昇格しました。昇格したシーズンはスロースタートでパーカーは即解任されるも、内部昇格したGary O'Neil (ギャリー オニール=現ウルヴス監督)が奮闘し奇跡の残留。新オーナーのBill Foley (ビル フォーリー)による買収でチームが一変し、新シーズンのチャレンジングな監督交代も功を奏し、ボーンマスは今、かつてない旋風を巻き起こしています。

愛称と用語

Together, anything is possible

続いては、愛称やサポーターの中で使われる用語について解説します。まずはAFCBです。AFCB (afcb)はXでよく使われますが、AFC Bournemouthを表す頭文字のようなもので、ボーンマス関連のことをつぶやくときは #afcb を付けることをおすすめします。このようなアルファベット略はどのチームにもついており、AFCなどと書いてしまうとアーセナルと混同してしまったりするのでご注意を。続いてはCherriesとUp The Cherriesです。前者はさくらんぼをモチーフとしたチームの愛称、後者はそれを使った応援文句です。ニュアンス的にはLet's go Cherriesのようなものです。そして、UTCIAD(Up The Cherries In Any Department) とTogether, anything is possibleです。前者はUp The Cherries の強調バージョンという風言捉えていただければと思いますが、使う場面はあまり多くありません。後者はチームスローガンで、スタジアムの入り口にも書いてあります。こちらもafcbやCherriesなどといった用語から見るとはるかに使用頻度は少ないです。その他にもいくつかボーンマスの専門用語であったりファンの中でよく出る名前についてリスト形式でまとめましたので、ご覧ください!

【選手関連】
・Local man is pleased-元MFのLerma (レルマ)が発した言葉。元ネタはワトフォードにあり。
・Ryan Fraser-元所属選手だが、退団の仕方に問題があったため多くのサポーターの嫌悪を買ってしまっている。現在はセインツ。
・Brooksy-David Brooks (デイビッド ブルックス)のあだ名。がんを克服した青年プレイヤーは人気がある。
・Brett Pitman-チームレジェンドのFWでとても人気がある。
・Dom-ドミニク ソランキのあだ名。そのすごさからGOATとも呼ばれる。
・Zaba-Illia Zabarnyi (イリヤ ザバルニー)の愛称。大人気な若手選手でよく名前があがる。
・I wanna dance with Zabarnyi-Whitney HoustonのDance with somebodyにかけたザバルニー応援チャント。本人も認知済み。
・Sini-Luis Sinistella (ルイス シニステラ)のあだ名。レギュラーのTav (Marcus Tavernier=マーカス タヴァ―ニア)より評価が高く、スタメンを望む声が多い。
・Captain America-アメリカ代表主将のTyler Adams (タイラー アダムス)を指す。
【他チーム】
・Leeds-リーズ ユナイテッド。ファン同士の関係があまり芳しくない。実質的なライバル的なチーム。実のところいい人は多いが、移籍問題が複数個あったのが火種の一つか。
・Watford-ワトフォードFC。何かと話題に出ていた。
・AFC Newcastle-ボーンマスから多くの選手を引く抜くニューカッスルへの恨み節。頻度は少ない。
・Kai Havertz scored again-ボーンマス戦で作られた有名チャント。
・Saints-ライバルであるサウサンプトンの愛称。ライバルだが、よきライバル的な関係。
【その他】
・VAR-Club badge -クラブバッジをチェックするという謎すぎるVARの一幕。
・PK-チームが1年半与えられていなかったもの。昨シーズンPKが与えられた際は、ファンは狂喜乱舞に。
・DC-ディーン コートの略。
・Foley Era-新オーナーフォーリーによる改革下の時代を指し、一般的に素晴らしいものという認識。
・Black Night Football Group-フォーリーオーナーのグループ。ロリアンや廃バーニアンなどが姉妹クラブ。

いかがでしたでしょうか。今回はボーンマス入門編という形でチーム紹介記事を書きましたが、これで少しでもこのチームに興味を持っていただけたら嬉しいです。次回からは基本的に週刊シリーズを書いて行きますので、そちらもぜひご期待ください。最後までご覧いただきありがとうございました!


SNS情報】
X (旧Twitter):@timo_afcb

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参考文献
AFC Bournemouth-"100 years of the Cherries"


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