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心境は変わるもの

髪を切った。

今回は前回出来なかったパーマをかけた。
広がり防止のストレート以外でパーマをかけるのは、10年以上ぶり。
前がいつだったかも思い出せない。
“こもりん“も『前っていつよ?!俺記憶にないわ!』と遠い目をしていた。
そうよねぇ、私たちも歳を取ったね(笑)

“こもりん“の奥様はネイリストで、店の一角にネイルコーナーを設けて働いている。
いつもネイルお休みの日にいくせいか、今までご挨拶が出来なくて、今回ようやく念願の(?)ご対面。
とっても可愛らしくて透明感のある彼女、もう“こもりん“には勿体ないくらいの素敵な人で、彼の照れ笑いを見ながら本当に嬉しくなった。

私達は同い年だから、同級生が頑張ってるって思えて元気を貰えるんですよ、と話したら『そっかぁ、同級生…』と彼女も何だか嬉しそうで(彼女は7つ歳下なのだ)、きっと“こもりん“の知らない一面を見つけたようで嬉しいんだろうな、と思ったら本当に可愛らしくて、すっかり私は彼女のファンになってしまった。

私も夫と7歳差だから、彼女の気持ちがよく分かるのだ。
ジェネレーションギャップを感じるほどの極端な歳の差ではないけれど、今よりも更にカルチャーが1年ごとに変化していた時代の7年はそれなりに大きなギャップで、お互いに知っている事柄であっても片や小学生、片や高校生ではかなり受け取り方に差があるのだ。

私が夫の同級生に会って、その頃のエピソードを聞くとき、彼等から見えている世界は私とは全く違っていて、その中にいた夫の知らない一面や過去を知ることはとても新鮮だ。
想像でしかないけれど、彼女は同じような気持ちで私の話を聞いてくれていたような気がする。


さて私の髪色は、徐々に褪色してアッシュ系のブラウンになってゆくらしい。
そういう風に自然に変化していくようなカラー剤を使ってくれたそうなので、これから日々の変化を楽しみながら、また3ヶ月程過ごしてみようと思う。

この1ヶ月半、色んな事が一気に押し寄せてきて、出口が見えない閉塞感に息苦しさを感じていたけれど、今月に入って何だか急に視界が開けるような流れがやって来て、一つ一つのことが収まるべき所へ収まっていくような事が続いている。
髪の色と同じように、私の心境も少しずつ変化していけば良いな、と思う。
ここにずっと居ることは、出来ないから。

※沈丁花の香りがすると、どこから香っているのかつい確かめたくなるのだけれど、今日探した香りの主は初めて見る白い沈丁花だった。
縁がピンクでない沈丁花は、香りもスッキリしていてとても好み。
“白“が今の自分のカラーかな、と思っているから、この発見は小さな喜び。


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