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賃貸編「悪質!!物件の囲い込みとは?」

客付け(借主側)の不動産仲介業者は物件情報の検索時「レインズ」という不動産会社共有のクラウドサービスを利用します。

物件掲載数は平成30年度、年間560万件(売物件190万件、賃貸物件370万件)となり巨大なクラウドサービスです。

通常、賃貸の場合、募集物件をレインズに登録する業者は管理会社であることが大半です(建物共有部の管理会社とは異なります)。

レインズに物件を登録をすれば、多くの業者が閲覧可能となり、短期間で成約する確率が高まります。また、その他スーモやホームズに物件情報を掲載をすることがより効果的です。
貸主(オーナー)からすれば、募集物件が周知され一早く成約することを何より望みます。

しかし、一部の管理会社はこのレインズに物件情報を掲載せず、スーモやホームズ等の掲載に留まり自社で借主を探そうとします。
これを囲い込みと言います。

レインズに物件情報を掲載をしない最大の理由は「管理会社の利益」の為です。
(稀にレインズを利用出来ない業者も存在します)

管理会社は物件が成約すると、オーナーから広告料として賃料の1〜2か月の報酬を貰います。
また、管理会社自社で借主をスーモ、ホームズ等を通して見つけられた場合は借主から仲介手数料の賃貸の1カ月が報酬として貰える仕組みとなります(両手取引は取引態様が媒介の場合のみ、貸主、代理は不可)。


この借主からの仲介手数料を貰う目的で、レインズに登録をせず自社で借主を探す為にスーモ、ホームズを見た客付け仲介業者から問い合わせの連絡が来ても「外に出していない物件」と言い断られます。
これは早期成約チャンスを断ち切る貸主からすると利益相反行為となります。


この様な囲い込みをする業者は貸主に対しても不誠実な為、当然、借主に対しても不誠実であることが多いです。
入居後の設備不良等のトラブルや何かあった際の対応等、杜撰な管理をする業者が多いのも事実です。

当然のことですが貸主、借主がいてこそ仲介業者、管理会社の業務は成り立ちます。
カスタマーファーストを遵守する業者がより多く存在するよう、弊社でも今一度誠実さを心掛けた業務に励んでいく所存でございます。

長谷川


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