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【元利均等返済と元金均等返済はどちらがお得?】

一般的に住宅ローンにおいて、元利均等返済と元金均等返済では、総利息額は後者の元金均等返済の方が安く済むと言われています。

多くの金融機関が住宅ローンを融資をするにあたり、元利均等返済を好む理由(元金均等返済の取扱がない機関も)は、返済金額が「一定」だからです。

金利が上昇すると当然、利息部分を増やす必要があり、毎月の返済額が増えてしまいます。
これが金融機関における回収のリスクになります。

その為、元金均等返済より総利息額が多くなるメリットもあり、支払い額が一定の元利均等返済方法を扱う金融機関が多くなります。



元金均等返済は最初に返済額が多く、そのまま減っていくイメージがありますが、実は金利が上昇すると返済額が増える為、このグラフ通りの右肩下がりにはなりません。
実際にこのグラフ通りの金利水準(元金と利息の不自然な割合)は金利6〜7%のバブル期レベルだと言われています。



元利均等返済では、5年、10年毎の金利上昇時、返済金額は変わらない為(元金と利息の内訳は変わります)、元金均等返済時における増えた返済額との差額分(3000万〜6000万借入時、元金均等返済との支払い差額は月額1〜2万円程度)を貯蓄していき、5年、10年毎の金利上昇のタイミングで差額分を定期的に繰り上げ返済に充てることで、結果として、返済期間の短縮もでき、総利息額も抑えることが出来ます。
これが結論になります。


しかし、この時注意しなければならないのが、繰り上げ返済に固執し、いざという時に手元のお金が足りず、結果、教育ローンやその他の借入をしてしまうことです。
住宅ローンにおける金利は0.5%〜1.5%程であり、金融機関のどのローン商品よりも低金利です。

住宅ローン返済は長いスパンになります。
総利息額が高いか安いかは今後の金利、繰り上げ返済を想定した、言わば机上の空論だということも忘れないで下さい。

長谷川


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