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記憶の記録

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自分の半生で出来上がった記憶を記録しておく。
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2022年1月の記事一覧

記憶の記録9

ほとんど思い出せない神奈川での暮らしは、一年で終わりを迎えた。 小学5年生の夏休みに、次は…

記憶の記録8

記憶のほとんどが”楽しい”で埋められた山奥生活は、突如終わりを迎えた。 小学4年生の夏休み…

記憶の記録7

小さな村の中だと、どうしても人間関係が絡まっていく。外に広がらないからだ。 些細な噂も、…

記憶の記録 脇道1

昨日の午後、ふと何の気なしにテレビをつけてみた。 聞こえてきた音声が「メロディー橋」とい…

記憶の記録6

引っ越してしばらくしてから、私は犬が欲しいと言い始めた。すると父親が、どこからか覚えてい…

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記憶の記録5

近年は春と秋はどこへ行ったのだろうと恋しく思ってばかりだが、当時はまだ都会でも四季は感じ…

記憶の記録4

時間制限30分。 山に少し入った区域に、整備された遊歩道があった。とはいってもほとんどが歩きやすい獣道という感じだった。小さい橋が掛けられたり階段が少しあったりはしたが、初めてそこを歩いた時はわくわくした。 顔を真上に向けないと天辺が見えない背の高い木々、その隙間から柔らかく視界を照らす陽光、ひんやりとした湿気を含んだ澄んだ空気、どこからか聞こえてくる鳥たちの声、踏みしめる土や小石やふわふわの土、爽やかな風。 気持ちいいと思った。 あそこはダメ、危ないから公園で遊びなさい

記憶の記録3

時間制限30分。 コンクリだらけの町から、家の裏はすぐ山、という土地に引っ越したことは、子…

記憶の記録2

時間制限30分。 保育園の次は、小学1年生の頃の記憶。 当時、東京都の足立区に住んでいた。マ…

記憶の記録1

おさらい系は時間制限を設ける。30分で。 記憶とは常に変化していくものだと思う。 記憶と事…