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2023年1-3月クールのドラマ②

2023年1-3月クールのドラマ②、いわゆる「深夜ドラマ」中心の評価です
前回分は↓

A・B・C・D・E、各項目の満足度を ◎20 ◯10 △5 で評価
A主演:主要キャストの格や演技力など
Bストーリー:展開や組み立て、個人的な好みも
Cキャスト:主要以外の俳優のキャスティング
D映像:斬新さもだけど、個人的な好みの部分が大きいかも
E時間帯:見やすいかどうか、前後や裏番組との関係性など
※同ポイントの場合は、上位項目の評価順による

⑥夫を社会的に抹殺する5つの方法(テレビ東京系) 55ポイント

A主演:馬場ふみか、野村周平とプライム帯でも2番手ぐらいでは出てくる2人の演技は見どころあった
Bストーリー:何かとハラスメントな夫を復讐しようと様々な策を講じる妻の話、と思ってたがラス2回が衝撃の展開に、ちょっと驚かされた
Cキャスト:馬場ふみかの周辺のいい感じの女性陣、渡辺いっけい、宮崎美子らのベテラン陣もいい味を出していた
D映像:全体的に暗く怖いトーン、「悪魔に導かれる」シーンの描き方は秀逸だった、上村奈帆が多くの回で脚本と監督を担当している
E時間帯:日が替わってからのいわゆるド深夜

⑦夕暮れに、手をつなぐ(TBS系) 55ポイント

A主演:広瀬すず、永瀬廉は多くの映画でも主役級の多くの世代に響く大人気の俳優の共演を叶えるのに相当腐心したと想像する
Bストーリー:「恋愛の神様」とも言われていた北川悦吏子の脚本は、朝ドラ[半分、青い](切らなくていいところで「、」)でもトリッキーな展開(北川悦吏子本人の自伝的な部分も入っていたとも)があったが、このドラマでも夢を叶える部分での前フリとかが弱かったのではという印象(その後、北川さんは休筆を宣言)
Cキャスト:夏木マリ、遠藤憲一などのベテランの他は大看板と言えるような俳優は起用されていなかった
D映像:2人が出会ったシーンは好印象だったが、他は普通な感じだった
E時間帯:TBSの火曜の22時枠は人気マンガ原作だったりの若者向けのベタな恋愛作品が多い印象

⑧私の夫はーあの娘の恋人ー(テレビ東京系) 50ポイント

A主演:山下リオ、これまでも朝ドラや話題作など数多くのドラマに出演していたが今回まで刺さらなかった
Bストーリー:夫婦・カップル視聴注意! セックスレス・不倫・ジェンダー…令和の男女問題をテーマにした「ドロ×ハラ×キュン」な大人の恋愛ミステリー、2組の夫婦の相方同士が不倫関係になる話と思っていたが、何と第3の男女まで絡んできた
Cキャスト:紺野彩夏、佐伯大地らはほぼ初見、泉澤祐希は朝ドラ(ひよっこ)での爽やかな演技に好感を持った
D映像:凝ったオープニングテーマ、本編では性的に際どいシーンも美しく表現されていた、のむらなお監督は同時期に放送されている[バツイチがモテるなんて聞いてません](高梨臨主演)の監督も担当している([バツイチ…]の方がメイン)
E時間帯:日が替わってからのいわゆるド深夜

⑨全力で愛していいかな?(テレビ東京系) 45ポイント

A主演:テレ東深夜ドラマの帝王の竹財輝之助、桜庭ななみの作業服を着た建設会社のような役をやるには美人すぎた印象
Bストーリー:恋に臆病な30代女子×包容力抜群な40代イケオジを描く純愛ドラマ、他のドラマではいつも不倫してる印象の竹財輝之助が恋愛に不器用な感じの役をやってるのは珍しい
Cキャスト:藤森慎吾、小田井涼平など普段のドラマでは見られない顔が個性を発揮していた
D映像:特に斬新というわけではないが、全体的に温かみのあるトーンで描かれていた
E時間帯:日が替わってからのいわゆるド深夜

⑩あなたは私におとされたい(TBS系) 45ポイント

A主演:宇垣美里は漫画原作のこの[MBSドラマ特区]枠は2回目の出演で気の強いキャリアウーマンが適役だった、宇垣美里が好きという理由だけで◎評価
Bストーリー:夫婦を別れさせたいのか、それともただ単に他人の夫を奪いたいのか、それとも彼の地位を貶めたいのかと色んな仕掛けをしてくる鶴嶋演じる立花ノアという女性に全員が翻弄されるという展開
Cキャスト:鶴嶋乃愛、村井良大らは、これからプライム時間帯のドラマにも進出してきそうではある
D映像:撮影のための準備や時間や少ないのか、テイクを重ねこんで作っている感じに私には見えなかった
E時間帯:日が替わってからのいわゆるド深夜

■エルピス(2022年10-12月クール・フジテレビ系)90ポイント

A主演:一度はスキャンダルで干された女子アナを長澤まさみが好演した、元カレ役の鈴木亮平のクレバーで仕事できる感も良かった
Bストーリー:長年寝かせた部分が良かったところも悪かったところもあった、坂元裕二好きの佐野亜由美プロデューサーと脚本家の渡辺あやの2人で練りに練られていた
Cキャスト:三浦透子は個性を発揮するね(その後のブラッシュアップライフでも好演)、これまでは変わったおっさんの役でしか見たことなかった岡部たかしが正義感の強い当り役になった、眞栄田郷敦の坊っちゃん感も適役だった
D映像:大根仁監督の演出は好みが分かれるが、主演女性を美しく撮ることに長けている、また佐野P曰く「おじさん(主に岡部たかしと思われる)を可愛く撮る」のを期待しての起用だった
E時間帯:関テレのドラマ制作陣の勢力を結集させている「月10」枠は今後も定着していきそう、社会的な問題提起など固く、少し重い作品は大人向けで良いと思う

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