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行ってまいりました!

三浦綾子記念文学館です!(1998年開館)

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私は生まれも育ちも生粋の旭川っ子。

三浦文学作品に出てくる場所には、郷愁を強く感じています。

しかし、三浦綾子の存在は知っていても、57歳になる、今の今まで全くの興味ナッシング。

さらに、大学を出てから12年間旭川を離れていたこともあり、「三浦綾子記念館」のオープンすら記憶が定かではありません😅

機が熟すのに少々時間がかかりました。

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こちらが記念館の入り口です。

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こんな外観です。

裏は見本林です。

右手分館。

カフェと、書斎が再現されていました。


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こちらは、三浦綾子さんのご自宅を再現。

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この書斎で、綾子氏が言葉を発し、夫の光世氏が筆記するという夫婦による二人三脚による執筆活動が営まれていたそうです。

綾子氏は同じ場所を行ったり来たりしながら言葉を発していて、その場所は畳が擦り切れていたとか。

夫の光世さんの口述筆記は、阿吽の呼吸で行われていたそうで、光世さんなしでは、作品は完成し得なかったろうと言われています。

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中2で井伊直弼について語る

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今でいう中学生の頃の直筆の作文がこちら。

井伊直弼は、「勝手に条約を結んだ悪者」的なイメージがあるからもしれません。

しかし、三浦綾子氏は、これこそ、井伊の英断である!と堂々と持論を述べています。

中2でこんなことを堂々と論じていることもすごい!

というか、大老井伊直弼に興味持つ?

と歴史専攻の身でありながら、歴史への興味が薄い自分を恥じた瞬間でもあります。

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私には死ぬという大切な仕事が残っている

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展示を見ていて、目に飛び込んできたのが、

「私には死ぬという大切な仕事が残っている」

という一文。

度々病に冒され、時に絶望から自殺未遂を図るも、その生かされてきた人生は愛に支えられていたことに気づく。

キリスト教作家として歩む三浦綾子氏は

「私は福音を伝えるために書いている」

とおっしゃられています。

これも「大いなる意思」の力、つまりは「神のご意思」と言えるのかもしれません。

小説を書くためには、ストーリーの構成や表現など、あれこれと思考を巡らせることも大事かもしれせんが、原点となる構想は「パッ」とひらめくもの。

心の奥底から湧いてくるものを書いていたのであろうと感じました。

死をなん度も身近に経験しながらも、生かされ続けた命を「福音を伝える」ことに費やす。

これが、彼女の死ぬという仕事=生き方ではないか。

そんなことを感じています。

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氷点の舞台である見本林を散策

展示を見た後は、お散歩がてらに見本林を散策しました。

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林野庁管轄の国有林です。

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ところどころに、小説の一文が掲示されています。

思わず、小説の世界がオーバラーラップしてきます。

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リスなんかもいるらしいです。

ただ、この時は、

「カアー、カアー」とカラスの鳴き声だけでした。

薄曇り森に響くカラスの鳴き声は、どこか寂しげな感情を引き出す演出でもあったように感じています。

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美瑛川辺りの堤防に出ると、空が開けました。

青空が広がり、ちょっと一安心です。(何せ、氷点ではこの森を抜けた美瑛川のほとりで殺人事件が発生するところから物語が始まります。鬱蒼とした森を歩いていると、どこか小説の世界に引き込まれそうになっていたのかもしれません)

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常設展示ではアルバムを手にとれる

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常設展示は三浦綾子氏の生き様を年表形式で追っています。

当時のアルバムや、直筆の作文を手に取ってみることができます。

ファンとしては、痺れますよ😆

現在、生誕100年の展示もやっています。

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※偉大な作家三浦綾子リスペクトの記事で、拙著を宣伝するのも気が引けますが、ちゃっかり宣伝させてください。

こちら自分との対話する物語です!

三浦綾子氏は戦前教員をされていました。戦争に加担した自責の念から戦後は、教師を辞めたと伺っています。

私は、平成元年から令和の現在まで34年の教員人生を歩んできました。

その歩みにおける学びを、物語にしたのがこちらの3冊です!


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