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最終回下剋上球児|たまにはぼーっとゴールデンタイムを楽しむ

皆さんは、楽しみにしているテレビ番組はありますか?

今期放送されているテレビ番組は、今週か来週が最終回のようです。

そんな中、私が首を長くして待ち侘びている番組が、金曜日と日曜日にあります。

賛否両論ありますが大河ドラマもハマっております

日曜日といえば、『サザエさん症候群』なる言葉もあるほど、

「ああ、明日から仕事か」

と気が重くなる人もいるでしょう。

しかし、私にとって日曜日の夜はまさしくゴールデンタイム。

8時からの『どうする家康』をみて、からのTBSの日曜劇場『下剋上球児』。

その余韻のまま、『林修の初耳学』ダラダラとみながら、就寝準備に入ります。

『どうする家康』
については、ここnoteでも

「あまりにも徳川贔屓すぎ」
「描き方が雑」
的な記事やコメントも散見されますが、

私は、
松潤が家康をどう演じ切るのか?
ついつい気になりながら、気がつけば、ここままで欠かさず見続けてきました。

でも、まあ、これも9時からの『下剋上球児』のウォーミングアップなのかもしれません。

下剋上球児はやばいです!

9時からは、本命の日曜劇場『下剋上球児』。

先週は、感動のあまり、こちらの実話本も購入して、一気に読み込んでおります。

一推しです!

『底辺校』といわれ、自己肯定感の低い生徒達が多く集まるこの学校が、熱血先生と共に変わっていく。
学校と地域を巻き込んだ熱い渦が、やがては、奇跡の甲子園出場へとつながる。

伏見高校ラクビー部の生徒達と泣き虫先生との全国大会へ軌跡を描いた『スクールウォーズ』(1984年)もTBSでした。

この手のドラマって、心が揺さぶられる何かがあります。

今回の『下剋上球児』の生徒達は、
ヤンキーというよりは、

『自己肯定感の低い』
『自信をなくしている』
結果、やる気のエネルギーが足りない。
すぐに諦める。

そんな生徒達。

教育現場に身を置く私からすると、

「そうそう、そうなのよ。自信を失ってきている子供達に『頑張れ!』といっても白けちゃうんだよね」

とてもリアリティが共感が湧きます。

結果、グッと作品の世界に引き込まれるのです。

このお話。
最初からネタバレなんです。
何せ、『甲子園出場!』という結論は最初からわかっていますから。

それでも、惹きつけられてしまうのはなぜか?

白山高校は通称『ざん高』と呼ばれます。

『ざん』は『残念のざん』という何とも情けない呼ばれよう。

地域のお荷物的な学校です。

こんな学校の生徒達が、どうやって甲子園に行けるようになる!?

その生徒達の変わりようが見たいじゃないですか。


熱血先生の熱い思いは、最初は空回りしたりもします。

しかし、『熱』は伝染するんです。

生徒達へ、先生達へ。

やがては地域をも動かすのです。

登場人物に気持ちを投影しながらの、かぶりつきの視聴です。

生徒達が少しずつ自信をつけ、やがては『本気で甲子園を目指す』そんな集団へと変わっていく。

もう翌週が待ちきれない!

こんな思いは、『8時だよ全員集合!』や『俺たちひょうきん族』の頃以来かも?

なんていうぐらいの熱の入りようです。

特別だったモンスター番組『8時だよ!全員集合』

「教育上よろしくない」
とPTA団体からクレームが入りながらも、最高視聴率50.8%という驚異的な視聴率を叩き出したモンスター番組『8時だよ!全員集合』(1969年10月4日〜1985年9月28日)

物心がついた時には、
『土曜日の夜といえばドリフ』

そんなイメージがありました。

しかし、当時の小学生は8時には寝るのが当たり前(だっと記憶している)

土曜日の夜だけは特例で、視聴を許されていたと記憶しています。

『8時だよ!全員集合』以降も、起き続けて、ダラダラとテレビ視聴が許されるのは、親戚が集まった特別時だけ。


日本の家の決まりを変えるほどの強い影響力を持ったモンスター番組『8時だよ!全員集合』

8時は、家族みんながテレビに向かって過ごす。

昭和の家庭は、家族でテレビを囲む。
そんなゴールデンタイムを過ごしていたのではないでしょうか。


漫才ブームからのオレ達ひょうきん族の台頭


モンスターと言われた『8時だよ!全員集合』に真っ向勝負を挑んだのが、漫才ブームに乗ったお笑い芸人達を集めて始まった
『オレ達ひょうきん族』(1981年5月16日から1989年10月14日)です。

1981年といえば、私は高校1年生。

長年見続けてきたドリフのギャグにちょっと飽きていた上に、
「ドリフなんて、子供が見る番組だ」
とちょっと大人ぶってみたい、思春期真っ只中の高校1年生。

ビートたけし、明石家さんまなどの当時の若手芸人たちが、コンプライアンスギリギリ(超えていた?)のネタを思いっきりやり合う、そのあまりの馬鹿馬鹿しさが斬新であり、いつの間にか、私は『オレ達ひょうきん族』にハマって行ったのです。

「8時だよ!全員集合』のエンディングでは

ばばんば ばんばんばん🎵
の歌詞に合わせて
「風呂入れよ!
「歯を磨けよ!」
「また来週!」
が定番でした。

https://youtu.be/UcqfxF-cJOo?si=_OQcaOlStD6uBliy

小学生をターゲットにしていたのであれば、これで良いのでしょう。

しかし、私はすでに思春期真っ只中の高校生。

やはり、『オレ達ひょうきん族』のエンディング曲の方が心をくすぐられましたね。


エンディングに流れていたのが、EPOの「DOWN  TOWN」


テンポの良い洒落たメロディーに、エポの透明感のある歌声が繰り返し語りかます。

「土曜日の夜は賑やか🎵』
『DOWN TOWNへ繰り出そう』


理由もなく、心がくすぐられ、ウキウキとする。

土曜日のゴールデンタイムは、

たった一つのテレビ番組視聴で心が幸せに満たされていた。

そんなことを、今にして思い出します。


時代はやがてバブルを迎えます。

そんなことを予見させる歌だったのかもしれません。

たまにはテレビでぼーっとするのも良しとしよう

テレビをつけても、YouTubeも見れるし、AmazonプライムやNetflixもある。

テレビで、テレビ番組を見る機会は激減。

テレビ番組だって、生で見るのは本当に貴重で、Tver見逃しで見ることも多くなりました。

個別最適化?とでもいうのでしょうか。

チャンネル争いは今や死語。

いつでも、どこでも好きなタイミングで好きな番組が見られる時代になりました。

とっても効率が良いと思います。

でもね、たまには、

「俺!これ見たいんだよね」
「いいよ、じゃ今回は譲るね」

そんなやり取りをしながら、家族がテレビを囲んで集うような、家族団欒があっても良いんじゃないかなと感じています。

「下剋上球児」は久々に、妻も私もハマってみている番組です。

でも、妻はわんこと一緒にわんこタイム(寝る準備)なので、リアルタイムにみているのは、私1人。

翌日、妻はTVer見逃しで『下剋上球児』を視聴。
私も、一緒に再視聴。
それでも、前回は泣いてしまいましたけどね(笑)

さあ、『どうする家康』まであと1時間。
からの『下剋上球児』は最終回。

まもなくゴールデンタイムが始まります!

日曜日の夜に、こうして気分をあげあげにしてくれる、素敵な番組を作ってくださるスタッフ関係者・役者の皆様に感謝です!

『テレビ番組は元気がない』
という声も聞こえてきますが、私は楽しみにしている番組のおかげで、「サザエさん症候群」とは無縁です(笑)

これからも、ぼーっと息抜きできる、テレビ番組を楽しんでいきますよ!

☘️最後まで読んでいただきありがとうございました。
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そい@心の根っこを育む小説家(先生)/小説『タペストリー』出版!/毎日投稿900日
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