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大いなる意思のもとに「書かさった」

前回「まかたする」という北海道弁について記事しました。

こちらの記事はノートのお勧めにも選ばれ、天にも昇る嬉しさです!

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ありがとうございます!

さて、本日は「当たり前の言い方」だと思っていたのに、

「それ北海道だけの言い方だよ」と大人になってから知った

○○さる(○○さった)

と言う表現についてお話ししようと思ったら、東京の方が北海道にきて感じた違いとシリーズで記事にされていました。

たいきさんは、このほかにも、『豆まきにおける落花生』『信号機』『じゃんけんのグーパー』など、道産子には当たり前だけど、実はよその地域と違う。

そんな違いを観察されています。

自己肯定感が低い人に

「他人と比べるな」

と言ったりしますが、他と比べるから、他との違いがわかる。

つまり、自分らしさも見えてくると言うこともできますね。

ずっと北海道にいるとわからない。

でも、よそから来たたいきさんだからこそ、見える違いに『なるほど!』と思いました!!

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「○○さる」は自分の意思だけではないと言う思いを乗せた表現


突然ですが、

私、教員なんです。

で、生徒にこんな指示をしたんですね。

「そのスイッチは絶対押したらダメだよ!

って。

「はーい!」

と言いつけを守るつもりだった生徒たち。

ところが、彼らは、何を思ったのか、スイッチの周りで「おしくらまじゅう」をし始める。(じっとしてられない😆)

で、ぶつかって、スイッチに触れてしまった。

「こら!あれほど言ったのに。誰だ!スイッチ押したのは!!」

と叱ったら

「先生、Aが押しました!」

と周囲の目線は一斉にAに集中。

「何?Aの仕業か!」

との問いに

「違います!

押ささっただけなんです!」

と必死なA。


これ、解説すると

スイッチを押すつもりがなかったけど、周りに押された不可抗力だからしょうがない。

そんな言い訳の気持ちが「押刺さった」には込められています。

もちろん

「言い訳するな!」

って叱りましたけど。

そして、周りへもね。(「なんでおしくらまんじゅう」するのだ!とね😆)

たいきさんも、この『○○する』について記事の中でこう、考察されています。

 以前、友人たちと居酒屋で飲んでいた時に、注文ボタンを押したつもりが反応していなかったのを見て、「そのボタン押ささってないよ」という発言がありました。
 そこに含まれる、「自分たちはちゃんと押したのにボタンの反応が悪いせいで注文が通っていない」という自己擁護のニュアンスに面白くなった我々は、何を思ったか、そのニュアンスをなるべく正確に表現できるように「英訳」してみよう、という遊びを思いつきました。

考察どころか英訳までしているところが実におもしろい!

お題:「このボタン押ささっていない」を正確に英訳せよ
英語が苦手な僕は、苦し紛れに以下のような回答をひねり出したのですが、どうやらそういうことでは無かったようです…(笑)
“The button is not pushshed”

この「○○さる」(○○さった)と言う表現。

英文で見ると一目瞭然。受け身系なんですね。

道産子って、どこか自己主張を弱めるみたいなところがあるのかな?

なんて思ったりしてしまいます。

逆に、私の中での自己主張強めの県民性は、独断と偏見で言うと

関西人ですかね(笑)(もちろん、自己主張が強いかどうかは、個人の性格の問題ですから、出身都道府県は関係はないと思いますけど😅)

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○○さる(さった)は奥ゆかしい表現?

○○さる(さった)は、どこか言い訳がましかったり、受け身な感じのする言葉だと以前は思っていました。

しかし、最近新たに思ったのは、

実は宇宙の法則を見事に表現した奥ゆかしい言葉なのでは?

なんて思うようになりました。

人は何でもかんでも「自分がやっている」と思ってはいないでしょうか?

ところが、よくよく観察してみると、起こる出来事は、

起こっては滅しているの繰り返し。

例え自分の意志でやっていると思うことであっても、よくよく観察してみると

実はさまざまなご縁の中で起こっている。

そんなことを最近は感じるようになりました。

個人の思考を超えた大いなる意思の流れ。

人はそれを宇宙と言ったり、天と言ったり、神と言ったりするのではないでしょうか。

このような視点からみてみると

○○さる(さった)は暗に

あなたがしているようで、実は大いなる意思が働いて起こったことなのですよ

そんなメッセージが込められているようにも感じる今日この頃です。

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終わりに

9月はとてもハードな毎日が続き、全く頭が回らず、記事のストックも滞りがちでした。

しかし、久々の完全休みの土曜日は、次から次へと素敵な記事(noterさん)とのご縁があり、こうして、記事を書いています。

これこそ、書いていると言うよりも、書かさった

といった方私の気持ちの正確な表現かもしれません。

☘️最後まで読んでいただきありがとうございました。
☘️素敵なご縁に感謝です。
☘️「スキ」「コメント」「フォロー」も頂けたらとっても励みになります。これからも「読んでよかった!」と思える記事を皆さんに届けられるよう努力していきます。今後もよろしくお願いします。

※ものの見方を変えると、過去も現実も180度変わって見えてくる。そんな物語がこちら。

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