【連載台本・世にもになるまで書いてみた・44作目】小鉢②
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○ 定食屋
テロップ「次の日」
後輩と横に並んで座り、定食を待っている。
主人公 後輩に説教中。
主 あのなぁ。今度は遅刻か!? 何考えてんだお前!
後 ・・・すみません。
道で困っていたおばあさんを助けていたら遅れてしまいました。
主 そんな漫画みたいな言い訳通用するわけねぇだろ!
後 でも、先輩だってこの前遅刻してたじゃないですか。
主 あれは・・・ って俺のことはいいんだよ!
いいか?お前は社会人としてなってない。
俺が若い頃はな・・・
女性店員 2人に定食を運んでくる。
女 はいおまちどお~ スタミナ定食2つね~
ごはんお替わり自由だからね!
後 ありがとうございます! わ~おいしそ~ 食べきれるかな。
・・・って先輩w 何すかそれw
主 ・・・・・・こっちが聞きたいわ。
後輩のスタミナ定食は超大盛。
一方、主人公のスタミナ定食はお子様ランチプレート。
主人公 厨房の方を睨む。
店主がにらみ返す。
主 (小声で)食えば良いんだろ食えば・・・
○ 定食屋(ダイジェスト)
定食のカットが主人公のナレーションと共に流れてくる。
主 (ナレーション)俺か来る度、定食はどんどん小さくなっていった。
次に来た時は「お供え」サイズの定食。
その次は定食味のスナックバー。
そしてついには・・・
主人公 写真を撮った後、ミニチュアサイズの定食をゆっくり持ち上げる。
主 (小声で)よく作ったな・・・ はぁ・・・ あ!
主人公のため息でひっくり返してしまう。
店主 無表情で主人公を眺めている。
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