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起業家は、起業家の最初のゴールである、シリーズAにどれくらいの確率で到達できるのか?

結論、100万円~5000万円のシードラウンドを終えた会社の48%はシリーズAを達成できます。

主にアプリ系ビジネスの起業家には、M&AやIPOまでに会社を大きくする過程で、大きく分けて0~6回、資金調達します。6回の資金調達の名前は、

①シード、②シリーズA、③シリーズB、④シリーズC、⑤シリーズD、⑤シリーズEです。

どれくらいの起業家がどの資金調達の段階まで進めて、どの段階で倒産するかの資料が以下です。

シード投資をした企業1119社の48%はシリーズAを達成してます。

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出典:CB-INSIGHTの記事(上記画像は、私が日本語にしました。)

シリーズAとは、PMF(*後述)を達成する頃です。

シリーズAまで到達すれば、シリーズA以降の倒産確率は約40%(*計算式)です。つまり約60%の起業家はエグジットしています。

*計算式
倒産確率=40%
=321社(シリーズBの資金調達失敗社数:118+同C:98+同D:54+同E:51)/シリーズA調達成功数:534社)

ところで、起業家は金銭面でシード投資は不要です。シード資金くらいは公庫で借りられます(公庫の詳細noteへ)。ただ、起業家が経営面のアドバイスを求めるため、有名なVCからシード資金調達するのは良いと思います。

*PMFとは

PMF(Product Market Fit)とは、客を満足させるプロダクトを提供し、更に適切な規模の市場を得てる状態です。

起業が成功するには「顧客の課題を満足させるプロダクト」と「適切な市場」の両方が重要という考え方です。PSF(*後述)の次の段階です。

PMFに達していないまま販売を拡大させると、プロダクトが不満足の客を生み、起業が失敗します。有名な例はwebvan(記事へ)です。

*PSFとは

PSF(Problem Solution Fit)とは、客の問題を解決するプロダクトを提供している状態です。

客の問題と解決策を考案した後、MVP(実用最小限の製品)を製作し、客に受け入れられるかを検証します。そしてあなたのプロダクトが客の課題を解決している状態がPSFです。

このPSFの状態と、「ビジネスの実現に足る、適切な大きい市場の獲得」も同時に実現する「 PMF(*前述)」を目指すことになります。

*最後に、数百万円の調達になるシードラウンドなど資金調達についての詳細記事は以下です。


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