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分割の法則

私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。

(このnoteは、マーケティングの名著である「売れるもマーケ当たるもマーケの分割の法則の章」を私が日本の読者向けに加筆修正と要約した内容です。)

時の経過とともに、一つのカテゴリーは分割し、二つ以上のカテゴリーに分かれます。それぞれのカテゴリーに合ったブランドを展開しましょう。

一つのカテゴリーは単体としてスタートします。例えば自動車業界は元々このnoteのトップ画像のT型フォードが作り出した「車」というカテゴリーしか無かったです。

しかし現在は、高級車、普通車、低価格車、大型車、中型車、小型車、スポーツカー、RV、ミニバン、電気自動車などカテゴリーが多岐にわたります。

一般的に、各カテゴリーには存在の理由があります。各カテゴリーにリーダーがいて、それらのリーダーが当初のカテゴリーのリーダーと同じであること滅多に無いです。

車の業界で例をあげます。

元々フォードがT型フォードを出した1908年頃、「車」というカテゴリーの唯一絶対のリーダー企業でした。

しかしカテゴリーが細分化された今、一般車ではトヨタが強い。大型車ではGMです。電気自動車ではテスラです。フォードは「車」というカテゴリーから派生した全カテゴリーで後塵を拝しています。

以下、この「分割の法則」に違反した他の失敗例をあげます。フォルクスワーゲンという欧州最大の車の会社が有ります。

昔、フォルクスワーゲンはすべての車種に「フォルクスワーゲン」と言うブランドをつけました。これで大失敗しました。普通は消費者が理解しやすいように、異なるカテゴリーごとに異なるブランドをつける必要が有ります。消費者は、どんな場合にフォルクスワーゲンを買うべきか判断しにくかったため、フォルクスワーゲンの購入を見送りました。

一方、トヨタはクラウン、レクサス、カローラ、ハイエースと言うようにカテゴリ毎にブランドを分けて成功しています。

以下、他の失敗事例をあげます。

サラダマックの失敗事例を集中の法則のnoteで書きました。

マクドナルドがサラダマックを出したい場合、マクドナルドと異なるブランドでサラダの製品を展開すべきでした。

あなたが新しいカテゴリーに進出するときは、新ブランドで挑戦しましょう。

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