[図解]リーンスタートアップのMVP
こちらのPMFのnoteで、リーンスタートアップの方法を提案しました。
このnoteでは、MVPを深掘りします。
まず、MVPを表現する際に有名な図を2つ紹介します。
図1: 悪いMVP
図2: 良いMVP
ヘンリック・クニベルグさんが彼のブログに書いた図です。
図2のMVPがリーンスタートアップのMVPです。
以下、図1と図2を説明するため、具体例をあげます。
100年前の1920年頃、車がほぼ無い時代、東京から横浜まで移動したい人がいたとします。
起業家は、客が本当に東京から横浜に移動したいと思ってるか検証します。
ここでいきなり車を作りません。
まずはすぐ作れるスケボー(実用に耐える最小限の製品)を東京から横浜に移動する客に提供します。
そして、客にスケボーを使ってもらいます。
起業家は、顧客から正直な感想を集めます。
そして客が「東京から横浜に移動したい」というニーズを本当に持つか確認します。
客が、本当にそのニーズを持ってたら、次の段階に進みます。
次の段階では、客のフィードバックを元にアイディアを改善します。
具体的には、図2の良いMVPのように1→2→3→4→5のようにです。
図の1と2では何が違うでしょうか。以下に、
1.フィードバック
2.最終到達時の顧客満足度
の二つの違いを説明します。
1. フィードバック
図1: 悪いMVP
上記の図1は、4になって初めて試乗できる乗り物になりました。
そして、4からやっと客の使用感のフィードバックを受けられます。
1~3は乗り物として動かないです。
故に、起業家は1~3を作ってる時、客からフィードバックをもらえません。
起業家は客からフィードバックを貰わずに良いものを作るのは不可能です。
図2: 良いMVP
上記の図2は、1の時からスケボーという乗り物として稼働できます。
1のスケボーの時から客の正直で直接的なフィードバックを受けられます。
そして、客のフィードバックを元に製品を改善できます。
2.最終到達時の顧客満足度
図1: 悪いMVP
図1の「4の車」は、客をそこそこ喜ばせることができます。
一方、
図2の良いMVPは、最終的に到達できた客の5の笑顔が大きいです。
理由は、起業家が1のスケボーの時から「客のフィードバック」に真摯に向き合ったためです。
最後に
MVPの異なる失敗例を以下のnoteに挙げておきます。
起業家が顧客に不要な多機能のMVPを作る罠に落ちる失敗例です。
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