知覚の法則
私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。
(このnoteは、マーケティングの名著である「売れるもマーケ当たるもマーケの知覚の法則の章」を私が日本の読者向けに加筆修正と要約した内容です。)
結論、マーケティングを通じて、顧客の好意という知覚を得たプロダクトが勝ちます。
知覚の戦いとは、最良のプロダクトの勝利が必然ではない事を意味します。
有名な例を以下にあげます。ペプシコーラとコカコーラの件です。
ペプシはコーラの後発メーカーです。コカコーラ社のコーラに勝つため、味の改良に努力しました。そして、さまざまな製品を開発した際に、試飲テストを実施しました。
そのテストでは、最初にブランド名は隠してコーラとペプシをお客様に飲み比べてもらいました。
そして、多くの人が「ペプシの方がおいしい」と選択しました。つまり、味だけで言えば、コーラよりもペプシのほうが美味しいと客から選ばれました。
しかし、ブランド名が記載されたボトルのコーラの飲み比べでは、コカコーラ社のコーラを選ぶ人が多くなりました。
このことから、人は「味だけでなく情報」も飲み、それが結果に影響することが証明されました。出典のwikiはこちら。
つまり、コカコーラのマーケティングの力が顧客の知覚を占領しています。
以下に他の例をあげます。
ブランド名が見えるボトルの対決でコカコーラが勝つのは理由があります。
それは、お客は自分以外の他人の知覚(他の人の意見やブランド)を元に判断を下すからです。
つまり、あなたの好きな芸能人が「やっぱりコカコーラだよね」と言うと、ペプシではなくコカコーラを選ぶ確率は高まります。
あなたの知り合いが、トヨタの車ばかり買ってたら、あなたも自然とトヨタを買うようになるでしょう。
あなたは、ほとんどの米国車より日本の車(トヨタなど)の方が燃費が良いのは知っています。
そして、米国や日本の自動車の専門家が、「米国の車と日本の車は燃費の差はない」と発表しても、「あっそう?」くらいにしか思わず、結局、その自動車の専門家の発表を信じないでしょう。
結局、人は自分や自分の周りの意見に大きな影響を受けます。人は自分が信じたいものを信じる。
故に、ビジネスでは競合に対して優れたプロダクトが勝ちやすいのは事実ですが、優れているから勝てるわけではありません。
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