独占の法則
私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。
(このnoteは、マーケティングの名著である「売れるもマーケ当たるもマーケの独占の法則の章」を私が日本の読者向けに加筆修正と要約した内容です。)
二つのプロダクトが顧客の心の中に同じ言葉を植えつけることはできません。
以下、具体例をあげます。
例1. ライオン
ライオンは「百獣の王」という言葉を独占しています。トラや犬が「百獣の王」という言葉を奪うことはできません。
例2. iPhone
上記画像のiPhoneのHPはこちら。
アップルのiPhoneは「先進的、洗練、クール」などの言葉を占有しています。
一方、アンドロイドスマホは、「先進的、洗練、クール」などの言葉を得ることができません。iPhoneが独占しているためです。
例3. ヨーグルト
上記の画像のように、「ヨーグルト」でググると、ブルガリアヨーグルトの強さが分かります。
ヨーグルトといえば、消費者には明治ブルガリアヨーグルトです。なので明治ブルガリアヨーグルト以外が、「ヨーグルト」の言葉を顧客に焼き付ける得ることはほぼ不可能です。
例4.テレビゲーム
上記画像の任天堂のHPはこちら。
「家族でわいわい楽しむテレビゲーム」といえば、任天堂です。
一方、「高解像度で難易度の高いテレビゲーム」といえば、ソニーのプレイステーションです。
「家族でわいわい楽しむTVゲーム」と被らない分野をソニーは占拠しています。
さて、この「高解像度で難易度の高いテレビゲーム」をマイクロソフトのXboxが獲ろうとしてますが、成功していません。
以下のシェアの画像のように、Xboxの敗北は確定的です。
上記のシェアの出典先はこちら。
この、Xboxの失敗のように、多くの起業家が「独占の法則」を犯してます。
起業家のあなたが二番煎じのサービスを作ってしまうとします。すると、競合相手の業界で一番シェアの高いプロダクトのコンセプトを強化してしまい、さらに相手の立場を一層強固にしてしまいます。
例えば、Xboxはソニーのプレイステーションの立場を強化しています。
Xboxが商業的に成功したい場合、「VR専門、AR専門」などのプレイステーションと違うコンセプトを客に植え付けなければなりません。
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