集中の法則
私は田端大学というオンラインサロンのMVPを獲得しました。そして人として更に上を目指し、起業家の立場から起業家希望者向けに実践的なノウハウを届けたいと思い、noteを連載中です。
(このnoteは、マーケティングの名著である「売れるもマーケ当たるもマーケの集中の法則の章」を私が日本の読者向けに加筆修正と要約した内容です。)
マーケティングにおける最も強力なコンセプトは見込客の心の中にただ一つの言葉を植えつけることです。
複雑な言葉は不要です。
コンセプトとなる言葉を絞り、あなたのプロダクトを想起させる言葉を顧客の心に焼き付けましょう。
以下、「言葉→連想されるプロダクト名」で事例をあげます。
ハンバーガー→マクドナルド
マックより美味しいハンバーガー→モスバーガー
スマホ→iPhone
カップラーメン→日清チキンラーメン
なんでもすぐに配送される→アマゾン
上記のように、それぞれのサービスは顧客の心に言葉を焼き付けています。
ただ、顧客の心に焼きついたそれぞれの言葉も永久に持ち堪えられるものではありません。
2010年頃、表計算ソフトといえば、マイクロソフトのエクセルでした。
しかし、2021年現在、表計算ソフトといえば、グーグルのスプレッドシートを使う会社が多くなりました。
そして言語翻訳は、google 翻訳が主流でした。しかし、deeplというサービスが徐々に頭角を表しています。
さて、企業は自分で自分の言葉と正反対の行動をしてしまう事も有ります。
例えば、
マクドナルドがサラダマックを売り出した時は大失敗しました。
マクドナルドといえば消費者の心の中に、「塩、油、肉、美味しい!」のような言葉が刻まれてたのに、「サラダ、健康」などを全面に押し出したサラダマックを売ってしまった。これでは、消費者は混乱してしまう。
サラダを食べたいなら、マクドナルドでは食べないでしょう。
消費者は「サラダ」といえば、サブウェイなどのサンドイッチ屋や、
やよい軒などの定食屋を選ぶでしょう。
マーケティングの基本は焦点を絞ることです。活動の領域を絞れば絞るほど、立場が強力になります。何もかも追いかけているようでは、結局何もモノにはできません。
マクドナルドがサラダを売るなら、マクドナルドとは全く無縁のブランドを立ち上げて、「サラダ」という言葉の顧客の認知を採りにいかねばならないでしょう。
起業家は、ただ一つのコンセプトとなる言葉を、見込み顧客に植え付けるために、さまざまな方法を試すべきです。
その最も有効な方法が一番手の法則です。私が以前書いた、一番手の法則のnoteはこちらです。
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