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因果は巡るで

その昔、某大学に派遣職員として勤めていたことがあります。
勤務先の部署では派遣に対してそれはもう嫌がらせがありました。
『難しい上司がいる』とは聞いていたので、いろいろ対策をしていったのですが、一番笑ったのは椅子を替えられたことですかね。
ある朝行ってみると、事務用椅子がパイプ椅子に変わっていまして、『難しい上司(女性)』から「あなたには椅子はもったいないわ」と言われました。
「はあそうですか」ってまあパイプ椅子で仕事続けたりしてたんですけど、椅子で嫌がらせをされたのは人生この時だけですね。あまりの幼稚さにちょっと笑いました。
仕事自体は普通にやってたつもりだったんですが、度重なる嫌がらせのストレス(クラウド上の専用フォルダを消されたり、ちょっとしたミスで始末書を何度も書かされたり、仕事もないのに終電まで帰してもらえなかったりちなみに残業はつかない)から倒れてしまい、そこを辞めることになってしまいました。
『難しい上司』もわたしの退職と同時に(派遣をいびり出したのは常習だったので)人事異動となったそうです。移動先は進路相談室的なところだとか。
ところでわたしも健康を取り戻したら、一般企業にお勤めします。
一般企業は新入社員を採用しますよね。
わたしは事務職で、まあお勤め先によっては人事など担当することもあります。
いやな思い出のあるあの某大学からの応募をハネることもできるわけです。だって応募者を送り込んでくる進路担当はあの『難しい上司』だって知ってますしね。現役かは知らんけど。
あの上司は幼稚園から大学までその某私立大学付属施設で学び、その後某大学職員になったそうで、大学が世界のすべてだったことでしょう。
大学以外の世界と、一般企業が繋がっているなんて想像もつかないでしょうね。色々転職を繰り返した今でもわたしは今でも人事に絡むこともあり、あの大学卒の人間を採用のテーブルに乗せていません。恨むならあの上司を恨め。すまんな。
あと嫌がらせの数々や、大学名は就業先やら友人やらに恨みをこめてめっちゃ口コミしてます。まあその中には進学先について考えてる親御さんもいるでしょうね。うふふ。

某ホテルで派遣就業して期間満了退職のときは、そのホテルの宿泊券をお餞別にいただきました。退職したらこんどはお客様になるってその職場は知ってるわけです。

圧迫面接をしてきた会社の社員さんはあの面接超えてきたのかーと思って見ていますが、そこに仕事を依頼したいとは思いません。

ちなみに友人の話ですが、某大手企業で派遣切りにあった際、職場であったもろもろやごにょごにょに対して口止めの意味でちょっとした退職金が出たそうです。派遣切りは迷惑ですが、遺恨を残さないやり方の一つですね。

というわけで社会は繋がっていて、因果は巡ります。
職場を辞めたら次にどんなかかわりがあるかわかりません。
後ろ足で砂をかけて辞めてきた職場がいつか新しい職場の顧客になったりする可能性もあるので、あまり人の恨みは買わないほうが生きやすいかもですね。

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